検索窓
今日:47 hit、昨日:131 hit、合計:1,802,232 hit

3 ページ3

--------------
翔陽大学付属北部病院
救命センター


夜、現地に着いた私は、
アパートへ向かう前に
橘先生に会いに病院へ行った。



『電話繋がらないな〜』

橘先生へ電話しても繋がらず、
院内をウロウロ彷徨っていると、

『あれ?ここ、小児科じゃん』

引き返そう、、、、と、


『ん?、、、橘先生?』


病室のドアが開いていて、
室内で女性の人と
何やら話している。


ドアには、その光景を見つめる
スウェット姿の女の人。
2人に見つかったようで、
橘先生を残して
女性2人がどこかへ行ってしまったのを確認し、
その病室へと近づいた。


『橘、先生?』


「おぉ、如月、、」




--------------------

別の場所へ移動して、
橘先生とベンチへ座る。


「すまない、電話気付かなかった」


『いえ、お久しぶりです
、、、お子さん、、、ですか?』


「あぁ、実はな
拡張型心筋症でな、、、
俺の女房もここの救命センターなんだ」


『あぁ、、、、』




何も言えなかった。
知らずに両手を握りこんでいた。
何でもっと早く先生のSOSに気付かなかったんだろう。


「ありがとな」


『えっ?』

先生の優しい声に変な声が出た。


「お前に戻って来てくれて、嬉しいよ
女房も、いや、三井先生もここを休職して、
息子を看病することになったんだ
その中、救命センターは人手が足りない
俺にはどうしても、
お前のその腕前と人情が必要だったんだ」




『、、、、っ』




先生は、フッと笑い立ち上がる。


「どうせお前のことだ、
もっと早く俺の助けに気付けば良かっただの、
訳のわからんこと考えてるんだろ?」



『っ!』




「そんなこと考えなくていい
俺が必要だから呼んだんだ、
そんな気持ちがあるなら、
明日から命のために頑張ってくれ」



『えっ、せんせ「よろしくな」



そう行って、
背を向けて片手をヒラヒラ〜と振りながら
帰って行く先生に向かい、


「よろしくお願いします!」



と、挨拶をした。







先生、感動した!
感動したんだけど、、、、

明後日からじゃなかったっけ?



とりあえず、
制服をもらうため、
ステーションへと向かった。

4 緋山side→←2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (264 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1225人がお気に入り
設定タグ:コードブルー , 山下智久 , 藍沢耕作   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

マナ - 聞いてもよろしいでしょうか? (2021年4月10日 16時) (レス) id: b2e96b20a7 (このIDを非表示/違反報告)
プリン姫(プロフ) - RthmEGMoHssRE1Hさん» 読んで頂きましてありがとうございます。ご要望いただきまして嬉しいです!短編でも出来れば...とも考えているのですが、前向きに考えさせていただきますね! (2019年5月15日 23時) (レス) id: 9cc564a9cd (このIDを非表示/違反報告)
RthmEGMoHssRE1H(プロフ) - 名取先生、もっとみたいです! (2019年5月15日 20時) (レス) id: 2c5e964fc3 (このIDを非表示/違反報告)
プリン姫(プロフ) - イチゴ王子さん» ありがとうございます★嬉しいです!今週も気合で書きます!楽しみにしていてください(^○^) (2017年8月9日 21時) (レス) id: 9cc564a9cd (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ王子 - とっても面白いです!続き楽しみにしてます!頑張ってください! (2017年8月9日 1時) (レス) id: b0474ef046 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:プリン姫 | 作成日時:2017年7月23日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。