【銀魂】神様仏様ゴリラ様。お前ら一生恨むから覚悟しておけよコラ。【高杉晋助】【神威】

誰か助けろください。5 ページ7

Aside


.....私は美少女だ。

いやうん自意識過剰とかじゃなくて、コレは紛れもない事実。


自分で言うのもなんだけど、肌は白いし、目は二重で大きいし、唇は「男が好きそうな唇アルな」と神楽からのお墨付きを貰っている。

告白された回数も一回や二回ではない。



実際、私目当てで店に来るお客さんもいるワケよ。
それはとても嬉しいのよ。儲かるし。


「そこの可愛い店員さ〜ん。俺と一緒に遊ぼうよ〜」


こういう客が居なければなッ！！

私のことは家でシコっても何してもいいからさ！大人しく団子食って金払えよ絡んでくんな！！


「あはは〜....お客様、今は業務中ですので、そういうのはちょっと.....」
「え、じゃあ終わるまで待っているからさ！そしたら遊ぼうよ〜。お願い！」


うっぜえええええぇぇぇ！！！コイツくそうぜええええぇぇ！！

ストーカーか！？テメェ客じゃなかったら今すぐキ○タマ引っこ抜いてやってんのによぉ！！
客という立場利用してんじゃねえぞクソがぁ！！


「ね、ね、名前なんていうの？」
「個人情報なので教えられません」
「さっきあの子に聞いたら教えてくれたよ？」


化粧の濃いバb....んん、先輩を指さしながら、こちらを笑顔で見る。


あんのクソアマァァアアア！！！相手が少しイケメンだからってすぐに教えてんじゃねえよ！

そのせいでこっちに被害及んでんだよ！！



思わず持っていたトレーに力が入るが、仮にもコイツは客。
ぶん殴ったりしたら、私のせいでこの店の評判が悪くなってしまう。

それだけは嫌だ。だって、私にこの仕事をくれた店長に迷惑はかけたくないもん。



お客様には丁寧に笑顔で、お客様には丁寧に笑顔で....、

店長に教えてもらった店員の基本を、心の中で唱える。


「お客様。他のお客様の迷惑になります。遊びたいのでしたら、あちらの方とお遊びになってください」


全力の笑顔でさっきのババアをオススメすると、「えぇ〜、俺は君が良いって言ってんじゃん」と、かなりしつこく言ってくる。


あ、やばいめっっちゃキレそう。でも我慢だ滝山A。

トレーがビキビキいってる音が聞こえる。怪力ゴリラとか言わんといて。火事場の馬鹿力と言って！


「も〜、ノリ悪いな〜。一人くらい居なくてもそんな大差ないでしょ」


店長ォォォォ！！今すぐこいつを殴る許可をくださぁぁああい！
何言ってんだコイツこの団子屋はそこそこ人気なんだぞテメェ舐めてんのかあ”ぁん？

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