誰か助けろください。14 ページ17
Aside
「っ....あ、の...」
勇気を出して言葉を発した私に目を向けながら、次の言葉を待つ厨二びょ.....げふんげふん、シンスケ様。
ひょえええ目つき怖すぎるんですけどおおぉ。まさか私の心の中を読んだの！？エスパーかよ！もう誰も信用できない！
「言いたいことはハッキリ言え。俺ァそんなに気が長くねェもんでな」
「じゃ、じゃあ遠慮なく...どうして、私をここに連れてきたんでしょうか？」
その言葉に、「そうだなァ...」とまた煙管を吹くシンスケ様。
うっわ、煙たッ！！喫煙ルームか外でしてくんねェかな！？
しばしの沈黙の後、シンスケ様はフッと笑みを浮かべながら、口を開く。
「知りてェと思った。テメェという人間を」
...え、なんで？
ただの一般人ですよ？何の特技もないですよ？極々平凡な人生を送ってきましたよ？
そんないわゆる『普通の人間』の私に、こんなヤバイ香り漂わせた人が興味を持つとか......んん？
「私と貴方、どこかでお会いしたことありましたっけ...？」
さっきの口ぶりからしてみれば、私とこの人は会ったことがあるということになる。
勿論、私のほうは何も覚えがない。こんなイケメン知り合いにいねェし。いたらひたすら自慢するわ。
「そんなことはもうどうでもいいじゃねェか。それより、他に質問はねェのか」
いや余裕でありますけどォ！？ないワケがないでしょ！？
心の中でキレている私とは逆に、シンスケ様は「ククッ....テメェは分かりやすくて面白えな...素直な奴は嫌いじゃねぇ.....」と、まるでオモチャを見つけた子供のように楽しそうに笑う。
くっ....腹立つけど、イケメンだからやはり絵になる...！くそう！
「じゃあ....貴方は一体何者なんですか？」
心の中の声とは裏腹に、ちゃーんと真面目な雰囲気で聞いてやったよ。
私偉くね！？ちゃんと空気読んだよ偉くね！？
「お前、何にも知らねェんだな」
あ”？どういう意味じゃボケェ。
シンスケ様は立ち上がると、私にどんどん近づいてくる。
エッ、ちょっと待ってもしかして怒っちゃった？私がボケェとか言っちゃったから、それなら謝るからごめんなさいちょ、いや、うわァァァァ！！？？
「俺ァ高杉晋助。よーく覚えておきな、Aチャンよォ」
「わっ！分かった！分かったから！！い、今すぐ離れろくださいィィィ！！」
壁ドン状態のまま、耳元でイケヴォが炸裂する。
どこぞの乙女ゲームだ死ね。
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ゴリラ好きの人間。(プロフ) - 彩さん» ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2018年9月29日 22時) (
レス) id: 841557aa5a (このIDを非表示/違反報告)
彩 - とっっても面白いです！！更新頑張ってください！ (2018年9月28日 21時) (レス) id: f442be22e0 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラ好きの人間。(プロフ) - 霊夢どうふ・芥川，にろ，高杉推しさん» 豆腐さんですか！？わああ久しぶりです！元気でしたか？この作品は私の願望を詰めたものなので、書いている私も羨ましすぎて血涙を流しそうになりますハイ。 (2018年8月25日 14時) (レス) id: 841557aa5a (このIDを非表示/違反報告)
霊夢どうふ・芥川，にろ，高杉推し - 久しぶりに来ました元・豆腐ですwwwwwあー前と同じようなこと言うけど羨ましいな〜夢主(白目)更新頑張って下さい！ (2018年8月25日 1時) (レス) id: 8add41b466 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラ好きの人間。(プロフ) - PHOOさん» ありがとうございます！！ (2018年8月22日 14時) (レス) id: 841557aa5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゴリラ好きの人間。 | 作成日時：2017年1月11日 17時
