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それから数日、FBIの人達は杯戸中央病院に残って組織の手が無いかを確認しながら日々を送っていた。かく言う私も赤井さんから要請の報酬を貰っていない為、病院に留まっている。
『ねぇーーーー赤井さーーーーーーーん』
赤井「どうした?」
『いやさ、もう私のやる事無いっしょ?報酬ほちぃ』
赤井「...そうだな。今日の夜までにしておこうか」
『おっ! じゃあ今日の13日の夜に報酬頂きやす!』
なんて会話をしながら、買った缶珈琲を互いに飲みながらジェイムさんやジョディ先生達が集まっている所へと向かう。
するとジョディ先生の携帯が鳴り、電話に出た。
ジョディ「もしもし?コナン君、どうしたの??
...はぁ!? キャメルが殺人事件の容疑者の一人になってる!?それ本当なのコナン君!?」
それに私と赤井さんは目を瞬かせながら耳を立てる。
ジョディ「ホテルの階段でトレーニング??」
赤井「フッ、筋トレマニアの奴ならやりそうだな...。2年前もそうだったし」
『2年前?』
突然、独り言のように呟いた赤井さんの単語が気になり疑問を浮かべると2年前も日本に来てたらしい...とジョディ先生が応えてくれた。
ジョディ「それで、何かあったの?シュウ」
赤井「いや何も、そんな事より早く奴を救ってやってくれ行くんだろ?これからそのホテルに」
ジェイムズ「くれぐれも我々が日本で極秘に捜査している事は気づかれないようにな...」
ジョディ「はい!もちろん!」
急いで部屋を出ようと扉のノブに手を掛けたジョディ先生に、唐突に声を掛けた赤井さん。
赤井「ジョディ、気をつけろよ。」
ジョディ「え?」
赤井「今日は何か嫌な予感がする。」
ジョディ「あぁ、13日の金曜日だからでしょ?私そういうの気にしないから...」
赤井「...そうか。」
扉を開けて、外に出たジョディ先生。
『...まっ、ジョディ先生がキャメル捜査官のことは何とかしてくれますよ。』
ジェイムズ「そうだな。ここ数日張っていたが組織の動きも無いようだしジョディ君達から連絡が入り次第、此方も病院から直ちに立ち去ろう」
赤井「...えぇ。汀紗、一緒に来てくれ」
『あーい!』
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作者名:MN | 作成日時:2024年2月29日 7時