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博士《ゴホンッ!!
よーく聞くんじゃ!そのステージでは、傷を負ったり、警官に捕まったりするとゲームオーバーになるぞ。今君たちがいる場所はイーストエンドのホワイト・チャペル地区じゃ。そこからお助けキャ...で__...ようだ....、》
話の途中でノイズが入った。
コナン「どうしたの?博士!?聞こえないよ!!」
そうコナン君が叫んだ時...
───ガラガラッ、、。
『(しまッ...!) 走れッ!!!!!』
元太「え?」
歩美「きゃあああ!」
光彦「橋が!?」
(クソっ、!能力が無いせいで完全に気配が感じ取れねぇ)
倒壊し始める橋から全員が逃げる...が、菊川君が逃げ遅れた。
菊川「うわぁッ!!」
コナン「っ!」ガシッ!!
菊川「!」
川に落ちそうになる寸前で菊川君の腕を掴んだコナン君。
コナン「うくっ、!」
『ナイス!コナン!!』
私もすぐに菊川君のもとへ引き返し、その腕を掴んで引き上げようとしたけど...全然力が入らなくて蘭も加わってようやく引き上げる事が出来た。
『(クソっ...ひ弱すぎんだろ私、) 大丈夫?』
菊川「っあ、はっはい...」
肩で息をする菊川君の背中を擦る。
光彦「博士の声、聞こえなくなりましたね...」
コナン「ノアズ・アークに交信を切断されたようだな。」
『今の崩落も、ノアズ・アークの警告だろうな、、。』
光彦「じゃあボク達、どうやってお助けキャラを探せばいいんです?」
コナン「それならさっき、警官が話してただろ?レストレード警部に連絡だってな」
蘭「でもあれは、コナン・ドイルの推理小説に出てくる人物でしょ?」
灰原「このゲームは、現実と小説を混ぜてある世界なのかもね」
蘭「じゃあ、お助けキャラって...」
コナン「ああ、いるはずだよ。
あのシャーロック・ホームズがな─────。」
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とりま、ホームズさんと会う為に歩いてベイカー街を目指した。そしてロンドンのビッグ・ベンが見えてきた所で諸星君が足を止めた。
諸星「おい、あの時計おかしくねぇか?」
諸星君は目の前にそびえ立つビッグ・ベンを見上げてそう言った。すると、50分を指していた時計の長針が49分に動いた。
『時間が戻ってる...?あ、48になった』
コナン「50分から49分...そして48分...。そうか、あれはゲームに参加している子供の数だ!」
『あ〜、参加者は全員で50人やしな』
蘭「という事は、誰か2人...別のステージでゲームオーバーになったのね」
その間にも時計の針はどんどん減っていく...
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作者名:MN | 作成日時:2024年2月23日 21時