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翌日──。
昨夜 キッドの捜索をした警察だが、生死は確認出来ず...でしょうね() そんな事はほっぽいて私らは鈴木財閥の所有する豪華客船で、東京へ向かってます!
船の中には、エッグ狙ってるメンバー+昨日エッグに関して聞きたいことがあると訪ねて来ていた夏美さんの姿と執事の沢部さん。夏美さんお美しェ...←
で今、西野さんがエッグを持ってきた。
夏美「私の曽祖父は喜一といいまして、ファベルジェの工房で細工職人として働いていました。現地でロシア人の女性と結婚して、
革命の翌年に2人で日本へ帰り...曾祖母は女の赤ちゃんを産みました。ところが間もなく、曾祖母は死亡...9年後 曽祖父も45歳の若さで亡くなったと聞いています」
毛利「その赤ちゃんというのが?」
夏美「私の祖母です。祖父と両親は私が5歳のときに交通事故で亡くなりまして、私は祖母に育てられたんです」
沢部「その大奥様も先月亡くなられてしまいました」
夏美さんの後ろに控える沢部さんが補足した。
夏美「私はパリで菓子職人として働いていたんですが、帰国して祖母の遺品を整理していましたら曽祖父が描いたと思われる古い図面が出てきたんです。
真ん中が破れてしまっているんですが...」
夏美さんは古く変色している紙を二枚取り出した。真ん中は大きく破れているけど、描かれているのはエッグの絵で間違いない、、。
史郎「“MEMORIES”...。確かにメモリーズ・エッグだ」
園子パッパが図面の左下に書かれていた単語を読み上げ、感嘆の声を出した。
史郎「しかし、これには宝石が付いている」
毛利「元々は宝石が付いていたのに取れちゃったんじゃないでしょうか?」
園子パッパとおじさんは話しながら考え込む。一方、私とコナン君は机の上に置かれた図面をまじまじと見詰める。
「『.....これさ、』」
「「「「え?」」」」
声が重なり、皆がこっち見た。うわ、ヤベ、気まずw
『どうぞコナン君!なんか見つけたんやろ??』
コナン「あ、ウン。ねぇ...もしかしたら卵は2つあったんじゃない?」
「「「「!」」」」
コナン「だって...ほら。1つの卵にしちゃ、輪郭が微妙に合わないじゃない」
図面のエッグを指先で軽くなぞるコナン君。
『うんうん。コナン君の言う通り、図面のエッグの方が少し大きい!』
コナン「でしょ?ホントはもっと大きな紙に、2個並べて描いてあったのが、真ん中の絵がごっそり無くなってるんだよ」
毛利「なるほど」
コナン君の推理に、園子パッパもおじさんも納得した様子を見せる。するとコナン君はエッグを手に取って何かないかとじっくり観察し始めた。
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作者名:MN | 作成日時:2024年2月21日 19時