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世良「なぁ、教えてくれよ哀ちゃん! 薬の事を...君もコナン君みたいにちょいちょい元の姿に戻ってんだろ?持ってるんならボクにも分けてくれないか?
時の流れを戻す、例の薬を___」
灰原「っ...」
そろそろ哀ちゃんが可哀想なので、止める。
『世良「時の流れを戻す」ってなんなん??哀ちゃんは常に現在進行形じゃね?』
昴「元に戻すという事は、今は逆らっているという事なのでは?もしかしたら逆らっているのは君とは別の誰かが...」
世良「っアンタには関係ねぇ!」
ビューッ!!
昴と隣にいる私目掛けて、回し蹴りを噛ましてきた世良。
世良「!?き、消えた!?」
トンッ、
世良「なっ...!」
すぐさま、世良の背後に回って肩を抱いた昴。
あーしは適当に避けて壁際に寄りかかってます。いつの間に、、なんて顔してるコナン君と哀ちゃんカワイイね!
昴「今のは50:50だ。君の癇に障る事を言ってしまった僕も悪いが...いきなり蹴りかかってきた君にも非はある」
世良「え...?」
あ、またそうやってパパの口癖使うから!
昴「まぁ、余計な事かもしれませんが、もっと女らしくなりたいのなら...その粗暴な行動を少々控えた方がいいかもしれませんよ?」
世良「大丈夫!ボクは放っておいても女っぽくなるから!ボクのママの胸なんかボーンだったからな!!」
昴「“だった”と言うことは、君の母親は御存命ではないんですか?」
世良「あ、いや、そういう訳じゃないけど...って!んな事マジでアンタには関係ないっつーの!あと汀紗君蹴り巻き込んでごめんな!」
『んやぁ』
そっから捜査は相も変わらず、進まず__
「あの...、関係ないかもしれませんが、」
不意に警部に声を掛けてきたのは家政婦さん達、なんでも西津さんは殺される前に、博士が鑑定を依頼した例の小皿を容疑者の3人に見せるつもりだったそう。
昴「ちょっと拝見しても構いませんか?」
目暮「えぇ」
家政婦さんから預かっていた小皿を昴に渡した目暮警部、コナン君と世良と私も覗いてきたのでしゃがんだ昴。優男
世良「あれ?お皿の裏の塗料が...」
コナン「剥がれてる...。」
『なんか剥がれたところビビ入ってるよ〜?』
博士「ん〜?変じゃのぉ、わしが見つけた時は塗料なんて剥がれてなかったんじゃが...」
と言う博士を後ろに、昴は小皿をクルッと反対向きに回転させた。...ほうほう!そういう訳ね!!
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月14日 16時