episode25 ページ25
…げっ
「ミンギュからだ…」
絶対怒って待ってるじゃん…
「はい、もしもし」
ホシ:お前何分かかってんだよ！！
「…あ。花火もう始まる？」
ホシ:不発で遅れてるけど早く帰ってこいよ！！飴食べながら花火見てえんだから！
そんな女子高生みたいなこと言うなよ、気色悪い
すぐに行くとだけ言って半ば強制電話を切った
はあ…夢のような時間が終わってしまった…
「…じゃあ、私そろそろ行くね」
ホンくんにそれだけ言って階段から起き上がった
…次会えるの新学期明けかあ…
そう思っていたのに
・
…
「…ホンくん？」
『…』
立ち上がって数歩歩いたところで
後ろからホンくんに腕を掴まれた
『…Aちゃんは僕のことどう思ってる？』
確かに彼は私にそう言った
さっきまでの柔らかい愛らしい笑顔ではない
元々彼は少し目尻が吊り上っているから黙っていると少し怖い
真剣なその顔でどうしてそんなことを私に聞くのだろうか
何で私なんかにそんな質問をするのだろうか
「どう…って…」
それはまるで少女漫画の1シーンのようだ
でもおかしい
それは好きな人や気になる人に向けて言う台詞なのだから
『…Aちゃんが何考えてるのか僕は分からないんだ』
「…」
違う
ホンくんは優しいだけなんだ
私みたいなのにも優しくしたいのに、どう接したらいいか分からないって困らせてるんだ
『…ごめん。さっき本当はジョンハンと話してるところ見たんだ』
「…」
『人見知りって言ってたのに、僕よりずっと楽しそうに話して仲良さげだったから…』
きっと私も同じだ
ホンくんは私のことどう思っているのかも
何を考えているのかも全く分からない
「…どうしてホンくんがそんなこと気になるの？」
咄嗟に出た私の言葉に
ホンくんは自分のことなのに不思議そうな顔をした
『…どうしてだろう』
「…」
『Aちゃんにだけ、カトク何送ればいいか分からないしもっと話してみたいのに、話題が浮かばなくて…それにAちゃん僕といる時だけ口数少ないじゃん。
だから気になるよ』
思ってもみなかった
ホンくんがそこまで私と仲良くしようとしてくれているなんて
好きな人から少しでも気になってもらっているだけで十分嬉しい事だ
だけどそんなこと言われても
ホンくんと何話せばいいのか分からないのは寧ろ私の方だ
『…それともチョンウォヌに勘違いされるから仲良くしてくれないの？』
………
は？
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キキ - とても面白くて一気の読んじゃいました！続き楽しみにしてます^ ^ (2019年12月14日 17時) (
レス) id: b5b68b1f48 (このIDを非表示/違反報告)
mkinsprit(プロフ) - ホンくんの自分の気持ちに気づいた時の男らしい告白を楽しみに待ってます！でも、この2人の気持ちが重なるまでにある色々な出来事、それもまた楽しみです。ね、剛田ジョンハニ^_^更新を楽しみに待っています！頑張ってください^_^ (2019年11月25日 23時) (レス) id: 0bd1ab3dc1 (このIDを非表示/違反報告)
strawberry(プロフ) - いつも見てます！主人公ちゃんが中学校の時好きだった人で、btsのホソクさんはどうでしょう(o^^o)これからも更新頑張ってください！ (2019年11月23日 22時) (レス) id: b15d1f6763 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やっこちゃん
| 作成日時：2019年11月5日 23時
