205話 ページ24
Aside
エース「はぁーあ。結局庭の片付けとか今回の準備とか全部オレらがやらされたんだけど。」
デュ「まあまあ。寮長の体調も何事もなく回復したわけだし。」
『そーそー。オマケに俺っていうスペシャリストがいるんだから、元気だしなって。』
エースクンの頭をよしよしと撫でてあげる。
コイツ全然俺の事先輩だと思ってないから、こういう時に年上の威厳って奴を見せつけないと。
エース「はは、小さくて足プルプルしてんのw」
シバいてやった。
ケイト「お庭にフォトジェニックな飾りつけもできたし、オレ的には大満足♪Aちゃん、こっち向いてー!」
ケイトサンがスマホを向けて言った。
俺は期待に応えるべく、ヴィルサンに習った髪の毛掻き上げポーズをとる。
ケイト「わっいいね!ちょーキマってる♪」
グリ「うーっ!早く料理が食べたいんだゾ!」
カモノハシがヨダレを垂らしながら、テーブルにある料理をこれみよがしと眺める。
ケイト「オッケー♪ではさっそく……」
リドル「ちょっと待って!」
ケイトサンが言い終わる前に、リドルの声が響き渡る。
ケイト「えっ?」
『?…あ!そっか、パーティーグッズ配り忘れてたね。リドルは髭メガネでいい?』
リドル「違う、いらない。」
リドルに渡そうとしたら手で押し返された。
リドル「その白い薔薇……」
リドルの視線の先には、真っ赤な薔薇の木の中に、1本だけポツンと白い薔薇の木が。
エース「げっ!塗り残し!?」
ケイト「あわわわ…エースちゃん、デュースちゃん、ちゃんと塗ってって言ったじゃん〜!」
デュ「僕たちのせいですか!?」
なぜか言い合っている3人を眺めながら、吹き戻しを口に咥えピロピロと伸び縮みさせる。
『誰か髭メガネかける?』
ユウ「A先輩、今はいらないです……。」
ユウクンに却下された。どうやら髭メガネは不人気らしい。
トレイ「リ、リドル。これは……」
ユウ「どうかお目こぼしを!」
リドル「……なんてね。もう薔薇の木の1本や2本で罰したりしないさ。」
ケイト「ほ、ほんとー!?リドルくん寛大!」
リドル「みんなで塗れば早いだろうしね。」
エース「って塗るのは変わんねーのかよ!」
『えー何色にする?逆に白に塗ってみる?』
エース「無駄にも程があるわ!!!」
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桃(プロフ) - イグニコールめためた面白くてゲラゲラ笑ってましたww小説でこんな笑ったの初めてですw応援してます! (5月17日 0時) (レス) @page4 id: 6a25fafd93 (このIDを非表示/違反報告)
怜央(プロフ) - オルト君がオバブロするのもすごいのにカーチェイスで戻すなんてさらにすごい…。やっぱり、作者様の脳内は私の考えなんて足元にも及ばないほど面白いですね。好きです。 (2023年4月6日 21時) (レス) @page46 id: 8acdf4d0f3 (このIDを非表示/違反報告)
ただの一般人 - オクタ回収…。す…すげぇや姉貴…(?)(小並感)自分のペースで、どうか無理だけはせず…。ツムツム頑張ってください! (2023年4月6日 1時) (レス) @page45 id: 3f9059dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
ポラリん。(プロフ) - オクタ回収出来たんですか!? ヴァネッサさん出たけどオクタ未だゼロです、、頑張ってください! (2023年4月5日 3時) (レス) @page44 id: 7cbb01627a (このIDを非表示/違反報告)
hareotomiya0108(プロフ) - ツムツムなら仕方ないですよね頑張ってください! (2023年3月31日 3時) (レス) @page42 id: cc5d6355d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トマトマヨトマメトマト | 作成日時:2023年3月22日 12時