194話 ページ13
Noside
1年生は何事かと慌て出す。
ｹｲﾄ「ハイ！音の鳴る方へちゅうもーく！」
ケイトが両手で指を指すと、その先には何故か箒に乗った生徒が。
ｴｰｽ「でええ！！？なんで大食堂で箒に乗ってんの！？」
しかも窓ガラス割ってるし！！とエースは若干引き気味である。
トレイはまたか…と苦笑する。
ｹｲﾄ「あの箒に乗ってるのが、イグニハイド寮の異例の問題児！A・フィンズちゃん！」
ｸﾞﾘ「アイツ、窓拭き掃除のヤツなんだゾ。」
グリムはジト、と箒に乗っているAを見る。
ﾃﾞｭ「えっと、なんで箒に……？」
ｹｲﾄ「さあ？Aちゃんの行動なんて、オレでも読めっこないよ〜。」
けーくんお手上げーと、手をヒラヒラとさせる。
ﾄﾚｲ「まあ、気になるなら後で聞いてみるといい。アイツはあんな感じだが、誰とでもフレンドリーなのが特徴的だな。」
ｹｲﾄ「ほんと、なんでイグニハイドなんだろねー。」
ﾄﾚｲ「ま、イグニハイド寮には魔法エネルギー工学とか、デジタル系に強い奴が多いかな。もしかしたら、Aもそういうのが得意でイグニハイド寮なのかもしれない。」
なるほど、と納得してデュースは話を進める。
ﾃﾞｭ「あとは……ディアホニャララ寮ですっけ。」
デュースは語尾を誤魔化すが、ディアソムニア寮のことである。
ディアソムニア寮は超セレブで、話しかけにくい雰囲気があるらしい。
ｴｰｽ「あれ？子どもが混じってる。」
ﾄﾚｲ「うちの学校は飛び級入学がアリだからな。でも、彼は子どもじゃないぞ。俺たちと同じ3年生の……」
ﾘﾘｱ「リリアじゃ。リリア・ヴァンルージュ。」
突然上から登場したリリアに、周りは吃驚して飛び退く。
ﾘﾘｱ「お主ら、Aのことが気になるとな？くふふ。あやつは面白い。大食堂にいたミツバチに追い回され、箒に乗り出したらしいぞ。」
ﾄﾚｲ「ミツバチ……。」
ﾘﾘｱ「ミツバチが苦手なんて、愛らしいのう。」
リリアは未だに箒に乗っているAを見て、わしにそっくりじゃな！と笑みを浮かべる。
ﾘﾘｱ「そういえば、わしらの話もしておったな。遠くから見るだけでなく気軽に話しかけにくればよかろう。」
ディアソムニア寮はいつでも歓迎するとリリアは言うが、リリアと同席をしていた者からはその様子が微塵も感じられなかった。
ﾘﾘｱ「くふふ。食事中、上から失礼したな。ではまた、いずれ。」
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桃(プロフ) - イグニコールめためた面白くてゲラゲラ笑ってましたww小説でこんな笑ったの初めてですw応援してます！ (5月17日 0時) (
レス) @page4 id: 6a25fafd93 (このIDを非表示/違反報告)
怜央(プロフ) - オルト君がオバブロするのもすごいのにカーチェイスで戻すなんてさらにすごい…。やっぱり、作者様の脳内は私の考えなんて足元にも及ばないほど面白いですね。好きです。 (2023年4月6日 21時) (レス) @page46 id: 8acdf4d0f3 (このIDを非表示/違反報告)
ただの一般人 - オクタ回収…。す…すげぇや姉貴…(？)(小並感)自分のペースで、どうか無理だけはせず…。ツムツム頑張ってください！ (2023年4月6日 1時) (レス) @page45 id: 3f9059dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
ポラリん。(プロフ) - オクタ回収出来たんですか！？ ヴァネッサさん出たけどオクタ未だゼロです、、頑張ってください！ (2023年4月5日 3時) (レス) @page44 id: 7cbb01627a (このIDを非表示/違反報告)
hareotomiya0108(プロフ) - ツムツムなら仕方ないですよね頑張ってください！ (2023年3月31日 3時) (レス) @page42 id: cc5d6355d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トマトマヨトマメトマト | 作成日時：2023年3月22日 12時
