組み分け帽子 _01 ページ9
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you side
ハリーがそう言ってすぐ、マクゴナガル先生が呼びに来て、ドラコはハリーを睨むと、先ほどいた位置へと戻っていった。ロンは嬉しそうだったけど。
それからマクゴナガル先生の後に続いて、大広間へとはいると、長細いテーブル４つのテーブルが並んでいてそこにはすでに多くの生徒達が座っていた。視線はわたし達、新入生へとむいている。
一番奥には教員の席のようですぐにセブルスの姿を見つけた。目が合うと、優しく微笑んでくれたセブルス。安心するなぁ、少し照れるけど…。
その先生方の少し前に足が長い椅子の上に置かれた古びた帽子を見つけた。その帽子の前まで来た所で、わたし達は止まるように言われた。
先ほどまでざわざわとしていた大広間はいつの間にか静まり返っている。
すると、古びたとんがり帽子がもぞもぞと動き出した。
びっくり、どんな魔法なのだろう。それを確認したマクゴナガル教授は、長い羊皮紙の巻物を手にして説明し始めた。ABC名前を呼び、呼ばれた者は前に出るらしい。
「アボット・ハンナ！」
一番初めに名前を呼ばれた少女は、おずおずとマクゴナガル先生に言われた通りに椅子へと座り、帽子を被る。
「ハッフルパフ！」
一瞬の沈黙が流れた後に帽子が叫んだ
右側のテーブルから歓声と拍手が上がる、ハンナはハッフルパフのテーブルに座った。
『こうやって呼ばれるんだ』
「Aと同じ寮だったらいいなぁ」
『毎日楽しそうだね！』
先生に怒られない程度の小さい声でそう話す。
「マルフォイ・ドラコ！」
その名前にどきりとした。そして彼の方へと視線を移す、プラチナブロンドがやっぱり綺麗だった。今までと同じように、椅子に座り帽子を被る。
「スリザリン！」
ドラコは嬉しそうに笑っていた、彼と同じ寮になりたいなーなんて考えていると、ドラコと目が合った。
ドラコはただ優しく微笑んでからスリザリンの席へとついた。
「スリザリンにはなりたくないね」
ロンはそうつぶやき、ハリーは頷いた。
それからロンも呼ばれて、だんだんと新入生の数も少なくなってきた。
「スネイプ・リン！」
私の番だ。
名前を呼ばれて足を前へと進めた。
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作者名：リン | 作成日時：2022年11月7日 2時
