新しい友達 _02 ページ16
_
Draco side
『ドラコ、ちょっとセブ…うーんと、スネイプ先生に用事があるから先に大広間に行ってて』
スネイプ先生の授業を終えたあと、Aにそう言われ、クラッブとゴイルと部屋を出た。
Aに話したいことも、沢山あったが…。Aもスネイプ先生と話したいことあるだろうしな、梟を贈ってもらったと嬉しそうに話していたAの顔が思い浮かぶ。
仕方ない、時間はこれからいつでもある。
そう思って、大広間へと向かった。ちょうど昼食時で、もう既に昼ご飯を食べ始めている者もいた。
「ドラコーっ、一緒に食べよ！」
昼食をとり始めてすぐに隣に座ってきたのは、Aでなくパーキンソンだった。パーキンソンは僕の返事を聞く前に、隣に座って食事をとりはじめた。
…Aだったらな、不意にそんなことを考えてしまう。
「さっきの授業だけどさぁ…」
不思議だ、まだ出会って何日も経ってないのにな。
Aのことが知りたくて…仲良くなりたい。
そんなことを考えながらミートパイを口へと運ぶ。
しばらくしてふと視線の先にAを見つけた、いつの間に大広間に来てたんだ…？
…ブルストロードにグリーングラスか…昨日の組み分けの時からAのこと見ていたから声をかけたのか…。
…！セオドール…ブレーズまで？
はぁ…。Aには、人を惹きつける何かがあると、そう感じる。初めてAを見たあの時から、自分でも驚くくらいAのことが忘れられなくて。
らしくないな、こんなに考え込むなんて。
またひとつため息をついて、席を立った。
「A」
『わ、ドラコ？』
やることは、決まってるんだから。
_
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 272人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：リン | 作成日時：2022年11月7日 2時
