【ハリーポッター】きみといきたい (ページ33)

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クィディッチ _02 ページ33

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you side

『なんか…変』

スリザリン対グリフィンドールの試合が始まって数分後、ハリーの様子がおかしい。箒が変にぐわんぐわんと動いてハリー自身で制御できていない様子だった。隣で応援しているドラコも、何やってるんだあいつはなんて笑っていた。

明らかに、誰かに呪文をかけられている…？

どうしよう、でも誰かこの状況に気付いているはず…

セブルス…思い浮かんだのはやはりセブルスだった。そう思い教員席に目を向けると、ハリーのことを凝視している様子だ。

…し、何か…唱えている…？

『ちょっとセブルスのところに行ってくる』

「！おい、A！」

ドラコに名前を呼ばれたが、そのまま足を止めることなくセブルスの元へと急いだ。

もう少しで教員席に着く、その時目に入ったのは杖を構えたハーマイオニーだった。

「 Lacarnum Inflamari ( ラカーナムインフラマリ / 炎よ ) 」

『ハーマイオニー？！』

「A？！どうしてここに？」

『ちょっと用があって…なにしてるの』

「えーと、…その」

それから先生たちが座っているところである、私たちの上がドタバタとし始めた。

『…まさか、燃やしたのはセブルスの服…？』

「こっち来て！」

ハーマイオニーの様子を見る限りだと、本当に燃やしたのはセブルスの服のようだった。セブルスに言いたいこと、聞きたいこともあったけど…そんなことを思いながら手を引かれるままハーマイオニーの後を歩いた。

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