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デートの日、私は和也に抱かれた。
なんの感情もない。いつもの事だ。
それから2、3日経って私は彼に別れを告げた。
和也は別れたくないと言っていたが、その後私は彼の連絡先を消してから、姿をくらました。
その後の捜査に支障が出ないように姿を消した。
はずだった。
その三日後、捜査をしていて夜遅くに道を歩いていた。人通りは少なく、いかにも犯罪が起きそうな場所だった。
『(なんだか、胸騒ぎがする)』
何故かその日、私は嫌な予感がして足早に家に向かった。
いつも通りの家。いつも通りの店。いつも通りの道。どれもこれもいつも通りだった。
嫌な予感は気の所為なのか。そう思った瞬間、後ろから迫ってきた何者かに薬を染み込ませたハンカチをかがされた。
『…………っ!だ、れ……?』
薄れゆく視界の中でやっとのこと見えた人物は、別れたはずの和也だった。
『(…………あぁ、また私は"普通の恋愛"から遠ざかっていく)』
和也の不敵な笑みを見ながら私の意識はとだえた。
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なみ - とっても面白いです。更新楽しみに待っています!!続きが楽しみです! (2019年8月8日 10時) (レス) id: 0ffda98372 (このIDを非表示/違反報告)
SHINO - 面白いです!更新待ってます! (2019年4月14日 21時) (レス) id: 5129f74190 (このIDを非表示/違反報告)
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