【悲報】公安に腐女子が来た件について

37 ページ39

注文を終えたあと、私と降谷さんの間に沈黙が訪れる。
周りの客は楽しそうに話しているのに私はたれ目褐色肌金髪イケメンと静かに座ってるだけだ。

完全に浮いている。

いや、でもしょうがなくない？
こんなイケメンと向かい合わせでしかも腐女子バレた後だよ？

なんか自分で言って悲しくなってきました。

すると今までの沈黙を降谷さんが破る。

「俺は、お前の事をあんな変態だと思わなかった」

つ い に き た

ついに来てしまったお待ちかね(てないけど)の早川A変態だったんだな発言！

「真面目で仕事ができて人に気を使える出来る奴だと思ってたよ
でも、なんかお前うさんくさいなって気がしたんだよ」

「えっ」
「そしたらやっぱり猫かぶってて酔ってあのざま」
「あのざま....」

あのざまって言われました。悲しい。

「俺はあの時のお前の方が良いと思うよ。変態だけど」

降谷さんの言葉を私の目から涙が出て来る。
降谷さん....いい人.......

「え！？早川！？」

「私いままで降谷さんみたいにいい人裕也意外いなかったんです........
前に彼氏できて腐女子バレたら『キモイ』って言われてそのまま自然消滅したし....

もう裕也以外信じないって思ってたんですけど降谷さんは信じます......」

「お、おう。そうか」

「降谷さんほんとにかっこいいです.....良い旦那さんになると思います.....」

「あ、あぁ」

38→←36

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す