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目が覚めると、そこにはあまり見なれない

白い天井があった。


あぁ。そうか。

俺はあのまま気を失ったのか。



水「先輩。起きましたか」



横を見ると、丸椅子に座った水澄がいた。



鬼「ここは……」

水「保健室ですよ」

鬼「お前が運んでくれたのか。ありがとな」

水「いえ……」



水澄の元気がない。

それもそうか。あんなことがあったらな。


少し沈黙が続く。



水「先輩、ホントにすみませんでした。
オレのせいであんなことに……」



最初に口を開いたのは水澄だった。

それも申し訳ないという謝罪の言葉。



鬼「何言ってるんだ?あれはアイツらが
一方的にやってきた事だ。
お前のせいなんかじゃない」



今回のことは水澄には関係ない。

水澄が謝ることじゃない。

これは俺が引き寄せたことだ。



鬼「だから、離れるなんて言うなよ。
俺の傍にいてくれ。水澄」



そう言うと、水澄は少し嬉しそうに笑ってきた。



水「先輩ってホント面白いですねw」

鬼「今は笑うとこじゃないだろ!」

水「俺の傍にって、告白みたいじゃないですかw」

鬼「なッ!?ち、違うぞ!」



静かだった保健室に2人の声が響き渡る。


良かった。いつもの水澄に戻った。

やっぱりこいつは、しょげた顔より

笑顔が1番合うな。









昼休み。

いつもの屋上で水澄と飯を食っていた。

今日は28℃と、そこそこの暑さで、

屋上の影のある場所で昼を過ごす。



水「先輩ちょっといいですか?」

鬼「なんだ?」



水澄は食べ終わったのり弁当を袋にしまい、

立ち上がった。



水「本当は言うつもりなかったんですけど、
やっぱり我慢出来なくて」



水澄はそう言うと、俺の方に振り返る。








水「前に言ったこと、撤回してもいいですか?」

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設定タグ:腐女子&腐男子 , BL , オリジナル   
作品ジャンル:ラブコメ, オリジナル作品
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リト(プロフ) - つくづく昔の絵が下手すぎて恥ずかしいですね笑 (2021年8月17日 22時) (レス) id: 96d4802982 (このIDを非表示/違反報告)
リト(プロフ) - 久しぶりに更新!そして画力もupしました! (2021年8月17日 22時) (レス) id: 96d4802982 (このIDを非表示/違反報告)
リト(プロフ) - トゥルルさん» ありがとうございます!!!!!!!!!そうなんですよ、私の妄想を爆発させたかっただけです笑 (2021年8月17日 21時) (レス) id: 96d4802982 (このIDを非表示/違反報告)
トゥルル - 自分向けじゃないですか!?え?ちゅき、、ちゅきぃぃ(キモ)たまにあるイラストと2人の絡みにやられてます、、、更新応援してます! (2021年8月4日 21時) (レス) id: 8bb533ad2d (このIDを非表示/違反報告)
リト(プロフ) - 150評価!?ありがとうございます!!! (2021年6月1日 20時) (レス) id: 96d4802982 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リト | 作成日時:2019年7月7日 1時

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