9色のバラ （ D.S ）

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実は、大介に隠していたことが私にはあって私のお母さんにも大介のお母さんにも大介の兄弟にも全員にお願いして隠しておいてもらったことがある。
でも何故か大我にはバレていたけど。
そんなことを考えていたら、着信音がなり名前を確認してみるのまさかの大我。



『A〜。勉強教えることになったって聞いたけどどんな心変わり？』




「うるさいよ、私だって関わらないように生きてきたのになんでこうなったか知らない」




『もういいんじゃない？Aも普通に考えたら結婚してて子供いてもおかしくないんだしそろそろ素直になっても』




「素直って言ったってねえ…」




大我はずっと昔から私が大介のことを好きなことを知ってるほぼ唯一と言ってもいい人。連絡も大介同様アイドルと私じゃ無理だからって消したんだけど幼馴染みの連絡先消すとか酷〜と言われわたしの親は全く気にしていなかったせいもあり親伝いにまた連絡先がバレた。




『今度俺ともご飯行こ。2人きりは避けるから。あらだけど呼ぶのはAのいう大介♡じゃないから安心してね』




「普段大介とか呼ばない癖に調子いい事ばっか。まあでもいつも話聞いてくれてありがとうね。大我。」




『俺はいつでもAの味方だよ。』




大我ってなんだかんだ優しくて、大介の関わりで大我と幼い頃から仲良くして貰っててこんなパンピ家庭と仲良くしてくれてる佐久間家と京本家は本当に優しいんだよなって実感してる。




そろそろ大介の為に英語の勉強私が居なくても出来るような飽きないテキストを作らなければならない。
んー、どうしたら大介も飽きずに分かりやすいテキストを作ることが出来るんだろう…




そう思いネットを駆使して色んなことを検索していると外国の方は日本語をアニメなどで覚えるという記事を見た。たしかに私自身も英語は洋画だった洋楽、海外ドラマ作品などを見て理解するようになった。
大介の好きなアニメ作品に英語版の物がないのか探してみよう。




「あった…これだ…」




しかし、それを見ていると私もこの英語版のアニメを見なければならない。それを考え見ながら大介の趣味も理解してあげようという大人な考えに陥ったわたしは台本かのように彼女達の発する言葉をパソコンに打ち込むことにした、




「ネットで注文したから届いたらやろう。」




そう言えば大介は最近夜になると今日したことを連絡して教えてくれるようになった。会話のキャッチボールの為なのかな

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