114話 ページ24
Aside
下の怪物二人に見つからないうちに、
さっさと逃げてしまおう。
あの人ら魔法だけじゃなくて運動もトップクラスとか勘弁。
そぉーっと息を潜め、違う木々へと移る。
だが考えてみろ。
相手は獣人とハロウィーンの妖精だ。
ﾚｵﾅ「…上から甘ったりィ匂いがすんなァ？」
ﾏﾗｶｽ「ああ。どうやら楽しくなりそうだな。」
ニヤニヤと顔を歪めた二人の姿が目に浮かぶ。
『ﾌﾝ､面白くなってきやがったｾﾞ。』
足に力を込めて、思いっきり枝を蹴る。
ﾚｵﾅ「テメェ、それは俺の真似か？」
下からおじタンとマラカスクンが追いかけて来るのがわかる。
ﾏﾗｶｽ「ふはは。よく似ていたぞ、人の子。」
ﾚｵﾅ「テメェも喧嘩売ってんのか？」
『俺影でおじタンの咆哮って呼ばれてる。』
よくサバナクローにお邪魔しては、
おじタンのモノマネ芸をさせてもらっている。
もちろんおじタンがいない時だけど。
ﾚｵﾅ「コイツ……絶対食ってやる。」
後ろから凄い殺気を感じた。
普通に会話をしているけれど、ただいま全力疾走中。
しかも木の上をぴょんぴょん跳ねてるから、
下から追いかけて来る二人の方が速いわけで。
ﾏﾗｶｽ「ふむ、意外と速いのだな。」
遂にマラカスクンが追いついた。
『2対1とかずるくない？』
ﾚｵﾅ「おいマレウス。ソイツは俺の獲物だ。邪魔すんじゃねェ。」
ﾏﾗｶｽ「先に見つけたのは僕だ。」
何故か二人で睨み合っている怪物たち。
この二人、見るからに仲悪そうだもんな。
ていうか二人とも友達いなさそうだな。(失礼)
ガミガミと言い合いをしている二人を置いて、
静かにその場から退散する。
余程言い合いに夢中なのか、
暫く離れても追いかけては来なかった。
あの二人を撒いた俺ってもう農民最強じゃん。やりー。
ﾚｵﾅ「おい、テメェがしつけぇから取り逃したじゃねェか。」
ﾏﾚｳｽ「僕のせいだと言いたいのか？」
この先も長い口論が続いたとか。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1435人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はななん - 子供を舞台の役者へと導いた、 優秀なキツネの案内人は主も大好きだなぁ 。 替え歌が天才すぎる www なんでこんなに面白いんだろう .... 。 (2023年4月1日 16時) (
レス) @page14 id: 8e68b18d9e (このIDを非表示/違反報告)
おばけちゃん(プロフ) - ルークさん、話が長すぎて途中で途切れてるww笑いすぎてお腹が痛いwボーテ100点！！ (2023年2月23日 17時) (レス) @page44 id: 7a96c4091d (このIDを非表示/違反報告)
かふぇてらす(プロフ) - めっちゃ面白すぎる。夢主君のアホっぽい所もちょっとズレてるところも実にボーテ！特にフロイドくんとの絡みめっちゃ好きすぎます。 (2023年2月23日 16時) (レス) id: c6a20e02f0 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 久しぶりの投稿だぁー！めちゃ嬉しいです。ほんとにこの作品読んでて作者様は天才なんだろうな、といつも思いますねもうwww学園長の鳴き声が…wツボですwいつも楽しませて貰ってます！！！ (2022年10月28日 6時) (レス) @page26 id: 2e5d9e36c3 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - 久しぶりの投稿嬉しすぎて飛びました((本当に最高過ぎますこれからも頑張って下さい！ (2022年10月26日 2時) (レス) @page25 id: d68a7d500c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：トマトマヨトマメトマト | 作成日時：2022年8月24日 3時
