とんでもないアホ 3 【ツイステ】【男主】

93話 ページ3

Aside


ケークンチャンと合流して、子供を購買部まで案内する。


途中で疲れただの歩けないだのグダグダ言っていたので、仕方なく肩車をした。


ｹｲﾄ「てゆーか！Aちゃんの衣装、ちょーイケてんね！イグニハイドって、今年はおばけシーツの仮装じゃなかったっけ？」

『ほら、予算的に全員仮装出来ないじゃん？だから俺は個人で仮装してる。』

なるほどねー☆と言って、スマホをこちらに向けて来る。

『そういうケークンチャンは、運営委員に入ったの？』

ハロウィーンウィークの主な主導権は運営委員にあり、
前準備も運営委員がほぼやっている。

そして、運営委員は原則として、
全員本番には仮装をしなければならない。

ｹｲﾄ「もち！ハロウィーンウィークの運営とか、絶対たのしーじゃん？」

ｹｲﾄ「どう？俺の仮装。ハーツラビュルは今年、ピエロの仮装になったんだよねー！」

Boo！と言って、俺の肩に乗っている子供を脅かす。

子「おにーちゃんこわーい！」

キャッキャとはしゃぐ子供。
元気あるなら歩け。

ｹｲﾄ「でもでも、やっぱりみんなで仮装したいよねー。」


確かに、みんなで仮装した方が、
パーティーも盛り上がるだろうなー。




子「おにーちゃんたち、あんないありがとう！」

女性「うちの子がお世話になりました。」

ばいばーい！と手を振る少年に、手を振り返す。

ｹｲﾄ「さてと、ひと仕事終わりに、写メ撮ろー☆」

ハイ、チーズ！と同時に、
ケークンチャンとガオーのポーズをする。

ｹｲﾄ「ハロウィーンウィークでひと仕事！#Aちゃんとツーショ#最後まで頑張ろー！#ハッピーハロウィーン」


ｹｲﾄ「Aちゃんの仮装、個人でやってるって言うけど、結構ガチだよねー。」

『イグニの先輩に手伝ってもらったー。そういうケークンチャンの衣装もすごいね。』

ｹｲﾄ「でしょでしょ！これ、ハートの女王に因んでイカれた帽子屋をイメージしてるんだよ。」

ハートの女王とイカれた帽子屋の関係性が分からないが、赤と黒を使ったハーツラびゅルらしい衣装だと思う。

ｹｲﾄ「おっとと！うちの寮長がお呼びだから、俺はここで！楽しいハロウィーンを！」

スマホ画面を確認した後、恐らくハーツラびゅルの担当であろう図書室へと行ってしまった。





男性「すみません！一緒に写真撮ってもいいですか…？」


『いいよ。その前に、イヌホオズキの毒スープはいかが？…なんてね。良いハロウィーンを。』



パシャ

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