84話 ページ43
Aside
ｸﾛ｢…ゴホン、Aくんを乗せた馬が暴れたと聞いて飛んで来たのですが………大丈夫そうですね？｣
リドルを宥めていると、
いつの間にかいた学園長サンが口を開く。
部長｢ええ。この子が急に走り出してしまったのですが……。｣
ｸﾛ｢にしても、見事な乗馬でした。経験があるんですか？｣
『いや、火事場の馬鹿力です。』
部員｢そんなんで出来てたまるか。｣
ｸﾛ｢とりあえず無事そうなので、私は戻りますね。あー忙しい忙しい。｣
学園長サンは早足で校舎へと帰って行った。どうせ図書室に新しく入荷した小説でも読みに行くのだろう。
にしても、まさかリドルにここまで心配を掛けているとは思わなかったので、俺も少し反省。
でも命懸けの乗馬は楽しかった。
本当に崖ギリギリで止まって、あと数cm前に出ていれば、俺とこの馬は真っ逆さまに落ちていただろう。
まあ、魔法で何とか出来るんだけど。
お世話になった黒い馬の頬を撫でる。
『楽しかったぞー、ベジタブルターキー。またなー。』
顔を手に擦り寄せてくるベジタブルターキー。
名残惜しいが、
手を離して馬小屋を去ろうとする。
部長｢ベジタブルターキー……？もしかして、馬の名前か…？｣
コクリ、と部長サンの言葉に頷けば、えぇ…。
と何故かドン引きされた。
なんだ、人の名付けにケチつけるのか。
ﾘﾄﾞﾙ｢A、どこに行くんだい？｣
『馬術部の見学終わったから、他の部活見に行こうと。』
ﾘﾄﾞﾙ｢あれで見学したつもりなのかい！？ていうか、まずは保健室に行くべきだろう。｣
もしかしたらどこか怪我をしているかもしれない。とリドルは言うが、本当に怪我も何もないので、それは遠慮しておく。
『馬術部も楽しかったから、入部考えとくよー。じゃあねー。』
次はどこに行こうか。
折角だからこのままバスケ部に顔出そうかな。
きっとこのことを話すとフロイドも喜ぶ。
部員｢A・フィンズ……。恐ろしいな。｣
部員｢崖ギリギリで止まったらしいぞ？なんで平然と次の見学に行こうとしてるんだ…。｣
部長｢俺だったらもう馬に乗れねぇよ………。｣
こうして、俺の伝説がまたひとつ増えた。
伝説なんか他に無いけど。
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珠梨(プロフ) - リドル氏、いえローゼ氏は断固貧乳派の民であります（キリッ） (3月3日 22時) (
レス) @page9 id: ac62a72ef1 (このIDを非表示/違反報告)
雷蔵 - トマトさんまじ好きww (2月26日 1時) (レス) @page50 id: b34786daa2 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 名前のセンスに爆笑しました ドント・タッチミーってꉂꉂ(´ơ ∀ ơ｀)w𐤔 これからも頑張ってください！ (9月6日 0時) (レス) @page2 id: 79d21be87d (このIDを非表示/違反報告)
コッペパン - とてつもなく面白いです！…マミー・ブッチ参戦…？←？？？ (2023年4月2日 3時) (レス) @page30 id: 3f9059dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
アユム(プロフ) - 推しがレオナなのでもっとレオナとの絡みが見たいです！ (2022年8月23日 21時) (レス) id: 3f13a9633c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トマトマヨトマメトマト | 作成日時：2022年8月10日 22時
