77話 ページ36
トレイside
『ねえねえ、他には?』
リドル「他にはだね、第25条では…」
リドルとAが楽しそうに会話をしているのを、
ケイトと一緒に見守る。
Aがここまで興味を持つとは思っていなかったのか、リドルは楽しそうに話している。
ケイト「良かったねー!リドルくんが楽しそうで!」
トレイ「ああ、そうだな。最近は寮長になったばかりで疲れているだろうから、少しでも息抜きになればいいんだが。」
ここの所リドルは、寮生の顔と名前を覚えたり、ハートの女王の法律を覚えたり、寮のスケジュールを立てたり等、忙しなく動いている。
ケイト「Aちゃんが来てくれて良かったー!」
ケイト「てゆーかあんだけ法律に興味津々なら、Aちゃんがハーツラビュルだったら、法律全部覚えて良い子にしてたかもね!」
トレイ「法律を覚えてても破ってそうだけどな。」
ケイト「あはは、確かに!」
『失礼な。』
途中から聞いていたのか、
Aが紅茶を啜りながらこちらをひと睨みする。
リドル「Aなら大歓迎だけどね。寮服も似合っているし。」
『でもここの寮に来たら首吹っ飛ばされるんでしょ?』
リドル「キミが何もしなかったら吹っ飛ばないよ。」
『じゃあ吹っ飛ぶわ。』
二人の会話にこちらもつい笑顔になる。
今日は楽しいパーティになりそうだ。
リドル「そうだ。この後、クロッケー大会もあるんだ。是非Aも参加しておくれ。」
リドルはそう言うと、
ハリネズミとフラミンゴの様子を見に席を離れた。
『クロッケーやったことないな。聞いたことはあるんだけど。』
トレイ「なあに、簡単さ。Aならきっと上手く出来るよ。」
『人のケツ叩くゲームでしょ?難しそう。』
ケイト「誰から聞いたのそのルール。」
ケイトがクロッケー大会のルールを簡単に説明する。
『なんだ、人のケツ叩くゲームじゃないんだ。』
トレイ「リドルがそんなゲームすると思うか?」
『人の首はねるやつだから、ワンチャン。』
Aの言葉に苦笑する。
リドル「さて、クロッケー大会の準備が出来た。皆、始めるよ。」
リドルの声掛けに、ワラワラと寮生が移動する。
トレイ「クロッケー会場は、薔薇の迷路を抜けた所にあるんだ。」
『この薔薇っていちいち手入れしてるの?』
ケイト「そうだよ!寮生が入れ替わりでね。」
綺麗でしょー?とケイトが言うと、
Aはコクリと頷く。
『俺も、薔薇は白より赤が好き。』
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珠梨(プロフ) - リドル氏、いえローゼ氏は断固貧乳派の民であります(キリッ) (3月3日 22時) (レス) @page9 id: ac62a72ef1 (このIDを非表示/違反報告)
雷蔵 - トマトさんまじ好きww (2月26日 1時) (レス) @page50 id: b34786daa2 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 名前のセンスに爆笑しました ドント・タッチミーってꉂꉂ(´ơ ∀ ơ`)w𐤔 これからも頑張ってください! (9月6日 0時) (レス) @page2 id: 79d21be87d (このIDを非表示/違反報告)
コッペパン - とてつもなく面白いです!…マミー・ブッチ参戦…?←??? (2023年4月2日 3時) (レス) @page30 id: 3f9059dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
アユム(プロフ) - 推しがレオナなのでもっとレオナとの絡みが見たいです! (2022年8月23日 21時) (レス) id: 3f13a9633c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トマトマヨトマメトマト | 作成日時:2022年8月10日 22時