71話 ページ30
ラギーside
髪を拭いてやれば、
再びオレのベッドで横になるAくん。
邪魔だから肘でつついて、オレの場所を確保する。
ﾗｷﾞ「これ一人用のベッドなんスけど。」
『とか言って、なんだかんだ俺と寝たいんでしょ？』
ﾗｷﾞ「はっ倒すぞ。」
なんでこの人、自信満々にそんなこと言えるんスか…。
ﾗｷﾞ「じゃあ、電気消すッスよ。」
『ウィ。』
カチ。
部屋の照明を消して、目を閉じる。
『ラギークンって好きな人とかいんの？』
ﾗｷﾞ「ここ男子校ッスよ。」
いてたまるか。
何故か謎の恋バナ(？)が始まった。
『まあまあ、そう恥ずかしがるなって。』
ﾗｷﾞ「だからいないって。」
『えー。壁画のロザリアチャンは？可愛いって有名だよ。』
ﾗｷﾞ「壁画に興味無いッスよ。」
金目の物ならまだしも。
『そっか。ラギークンにまだ春は来ないか。』
ﾗｷﾞ「男子校ッスからね。」
Aくんと意味の無い会話をしているうちに、
いつの間にか眠っていた。
朝、息苦しさで目が覚める。
何事かと、ぼやけた目を必死に動かす。
俺の首に回る腕。
ああそうか、昨日、Aくんと寝たんだっけ。
にしても、なんで首に腕が乗っかってんだ。殺す気か。
重たい腕を押し退けて、体を起こす。
横には幸せそうに寝ているAくんが。
人の安眠邪魔しやがって、こんにゃろー。
後で水ぶっかけて起こしてやろうと、オレは朝飯の用意をしに寮のキッチンへ向かった。
Aくんとレオナさんとオレ、
三人分の朝飯を作って部屋まで持っていく。
まずは自分の部屋まで行って、トレーを机に置く。
コップに入れてきた水を手に持って、
Aくんに近付く。
シシシッ、人の安眠妨害した罪は重いッスよ！
ﾗｷﾞ「それ！」
バシャッ、とAくんの顔に水が直撃する。
ベッドが濡れるのは癪ッスけど、
仕返しの為ならば仕方がない。
Aくんが飛び起きるのを待っていたが、
一向に起きない。
『……すぴ。』
マジか。
水掛けられて起きないとか、どんだけ熟睡してんスか…。
オレのベッド濡れただけじゃん…。
仕方なくAくんを叩き起こす。
ﾗｷﾞ「Aくん。朝飯の用意出来たッスよ〜。」
足でグリグリとAくんの顔を踏む。
う"ぅん、と目を開くAくん。
『………ぐっどもーにんぐ、足。』
オレの足を掴んだまま二度寝しそうだったので、
蹴り起こした。
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珠梨(プロフ) - リドル氏、いえローゼ氏は断固貧乳派の民であります（キリッ） (3月3日 22時) (
レス) @page9 id: ac62a72ef1 (このIDを非表示/違反報告)
雷蔵 - トマトさんまじ好きww (2月26日 1時) (レス) @page50 id: b34786daa2 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 名前のセンスに爆笑しました ドント・タッチミーってꉂꉂ(´ơ ∀ ơ｀)w𐤔 これからも頑張ってください！ (9月6日 0時) (レス) @page2 id: 79d21be87d (このIDを非表示/違反報告)
コッペパン - とてつもなく面白いです！…マミー・ブッチ参戦…？←？？？ (2023年4月2日 3時) (レス) @page30 id: 3f9059dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
アユム(プロフ) - 推しがレオナなのでもっとレオナとの絡みが見たいです！ (2022年8月23日 21時) (レス) id: 3f13a9633c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トマトマヨトマメトマト | 作成日時：2022年8月10日 22時
