70話 ページ29
Noside
『おーねーがーいー泊めて泊めて泊めて。』
レオナの足に引っ付いているのは、
言わずもがなAである。
ﾚｵﾅ「チッ、おい、離れろ。別に俺の部屋じゃなくてもいいだろ。泊まるならラギーの部屋行け。」
ﾗｷﾞ「うぇ！？オレスか…？」
まさかの飛び火が飛んで来て、ラギーは顔を顰める。
『嫌だ！俺この部屋がいい！おじタンがラギークンの部屋行けよ！』
ﾚｵﾅ/ﾗｷﾞ「「いやなんでだよ。」」
なんて傲慢なやつだ…。と二人揃って思う。
ﾚｵﾅ「俺は部屋に人を置くなんざァごめんなんだよ。特にテメェは。」
『俺いびきしないし。』
ﾚｵﾅ「そういう問題じゃねェ。」
未だに足に引っ付いているAをレオナは鬱陶しそうに引きずり、部屋の外まで持って行く。
『おじタン、俺の目見て。』
うるうると子犬のように目を潤ませ、
必死にレオナに訴えるが。
ﾚｵﾅ「…おら、ラギー。持ってけ。」
外にラギーと共に放り出されて、
扉をバン！！と閉められた。
ﾗｷﾞ「…………」
『…………』
互いに見つめる。
嫌ッスよ。
お願い。
嫌ッス。
お願いします。
目で訴えかける。
最終的にラギーの方が折れ、
Aを部屋まで連れていくことにした。
ﾗｷﾞ「あんた、着替えは？」
『ラギークンの借りる。』
ﾗｷﾞ「どこまで傲慢なんスか！」
はぁ、と溜息を吐くラギー。
だが、友達とのお泊まり会は初めてなので、少しばかり尻尾を揺らしている。
『ここラギークンの部屋？おじタンの部屋と違って綺麗だね。』
ブチ柄のベッドに、綺麗に整頓された机に本棚。
さすがレオナのお世話係というだけある。
ﾗｷﾞ「Aくん風呂まだッスよね？」
はい、とタオルと着替えを渡され、
Aはルンルンで浴室まで行く。
どうやらラギーの相部屋の寮生もどこかへ泊まりに行っているらしく今はいない。
いたら乱闘騒ぎになっている。Aと。
ﾗｷﾞ「はぁ、なんだかんだオレも甘いッスねぇ。」
自分のベッドで横になる。
『ドーーーン！！！』
暫くウトウトとしていたら、
急にお腹に衝撃が走って、目が覚める。
その正体は風呂から上がったAだった。
ﾗｷﾞ「ちょっ、びっくりしたぁ。ていうかAくん！濡れた髪でこっち来ないで欲しいッス！！」
わしゃわしゃとAの髪をタオルで拭いていく。
ﾗｷﾞ「ったく、レオナさんより世話が焼けるんスから。」
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珠梨(プロフ) - リドル氏、いえローゼ氏は断固貧乳派の民であります（キリッ） (3月3日 22時) (
レス) @page9 id: ac62a72ef1 (このIDを非表示/違反報告)
雷蔵 - トマトさんまじ好きww (2月26日 1時) (レス) @page50 id: b34786daa2 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 名前のセンスに爆笑しました ドント・タッチミーってꉂꉂ(´ơ ∀ ơ｀)w𐤔 これからも頑張ってください！ (9月6日 0時) (レス) @page2 id: 79d21be87d (このIDを非表示/違反報告)
コッペパン - とてつもなく面白いです！…マミー・ブッチ参戦…？←？？？ (2023年4月2日 3時) (レス) @page30 id: 3f9059dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
アユム(プロフ) - 推しがレオナなのでもっとレオナとの絡みが見たいです！ (2022年8月23日 21時) (レス) id: 3f13a9633c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トマトマヨトマメトマト | 作成日時：2022年8月10日 22時
