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61話 ページ20

リドルside


会場がざわつき始める。

誰もがオクタヴィネルが1点を決めたと思うだろう。

ゴールの前に、まるで蜘蛛の巣のように張り巡らされた水色のガムが、ディスクを止める。


『俺のガムは、』


ディスクは引っかかったままかと思うと、ガムがディスクを掴むかのようにして、そのまま反対側のゴールへと移動する。


『自由自在なんだ。』




ワアァァァァァァア!!!!と歓声が沸きあがる。


ディスクを掴んだガムはどんどん伸びて行き、
オクタヴィネルのゴールへと勢いを増して向かう。



アズ「マズい...!!Aさんを止めなければ!」


箒に乗って空中からガムを操作するAを、魔法で阻止しようとするアズール。

魔法がAに直撃する寸前に、
イグニハイド寮生が彼を守る。


イデア「ヒヒッ、甘いですぞアズール氏。」


アズ「グッ...!イデアさん...!!」


アズールはなんとかAに魔法を当てようとするが、
髪が燃えている彼がそれを阻止する。


ジェイド「フロイド、あのガムを止めることはできますか...!」

フロ「無理、勢いがつきすぎて間に合わない。あ、そうだ。」

フロイドは近くにいたオクタヴィネル寮生から箒を奪う。


フロ「これちょっと貸して。」


そこからフロイドは、
さっきよりも速いスピードでディスクを追う。

リドル「...なんという低飛行だ.....。」

低すぎて、逆に器用に思えてきた。


フロ「巻きつく尾(バインド・ザ・ハート)!」

フロイドの魔法は見事命中し、
Aのガムが逸れてしまった。

これではゴールに入らないだろう、と思っていたが。


『それ、フロイドのユニーク魔法?洒落てんね。』


フロ「はっ!?なんでいるわけぇ!!?」


『でも、俺のユニーク魔法の方が洒落てる。』


いつの間にか追いついていたAが、
フロイドの真横で言う。

彼の体力育成の成績はなかなかにいい。
フロイドなんかに負けないだろう。


Aはフロイドの箒にガムをくっつけ、そのまま地面へと伸ばし、くっつけた。

フロ「くそ!動けねぇ。」


ディスクは体勢を立て直し、
見事イグニハイドに1点が決まった。



ワアァァァァァァア!!!!と大歓声。

ボクもAに拍手を送る。

普段から問題を起こす彼だが、
優秀な魔法士であることに間違いないだろう。



ケイト「うっわぁ!あのユニーク魔法超映えー☆いいの撮れた!」


トレイ「トリッキーで自由自在、Aっぽいユニーク魔法だな。」

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作品ジャンル:ギャグ
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珠梨(プロフ) - リドル氏、いえローゼ氏は断固貧乳派の民であります(キリッ) (3月3日 22時) (レス) @page9 id: ac62a72ef1 (このIDを非表示/違反報告)
雷蔵 - トマトさんまじ好きww (2月26日 1時) (レス) @page50 id: b34786daa2 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 名前のセンスに爆笑しました ドント・タッチミーってꉂꉂ(´ơ ∀ ơ`)w‪𐤔 これからも頑張ってください! (9月6日 0時) (レス) @page2 id: 79d21be87d (このIDを非表示/違反報告)
コッペパン - とてつもなく面白いです!…マミー・ブッチ参戦…?←??? (2023年4月2日 3時) (レス) @page30 id: 3f9059dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
アユム(プロフ) - 推しがレオナなのでもっとレオナとの絡みが見たいです! (2022年8月23日 21時) (レス) id: 3f13a9633c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:トマトマヨトマメトマト | 作成日時:2022年8月10日 22時

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