42話 ページ1
Aside
入学式から2週間が経った。
リドルはハーツラびゅル寮の寮長になったらしい。
俺はおめでとうという気持ちを込めて、お手製のスライムを贈った。
いらないと返された。
今は3限目の体力育成。
近々ある学校行事のマジカルシフト大会に向けて、
模擬戦をするとかなんとか。
バル「まずはA組対B組、C組対D組の模擬試合をする!チームはオレがもう決めてあるぞ!」
わらわらとホワイトボードに人が集まる。
低身長の俺とリドルクンは、
もちろん後ろの方で取り残される。
リドル「…くっ!見えない。全く、見たならすぐにどいて欲しいのだけど。」
『よし、こういう時こそ俺らの力をみせよう。』
合体だ。
と言ってしゃがんで、リドルクンと肩車をしようと待機しているのだが。
絶対に嫌だ。と断固拒否され、
代わりにフロイドが俺の上に乗ってきた。
もちろん潰れた。
フロ「ッハハ、死んだ魚みた〜い。あ、Aと金魚ちゃんとオレ、同じチームだったよォ♡」
未だに俺の肩に跨りながら、
どこのチームか教えてくれた。
リドル「……またキミたちと一緒かい。」
はぁ、と溜息を吐くリドルクン。
『ホントは嬉しいくせにね。』
フロ「ずっとオレらとくっついて離れないもんねぇ。」
フロイドと小さな声で言う。
聞こえているよ!!!と顔を真っ赤にして怒られた。
アズ「おや、あなた方が相手ですか。」
眼鏡をカチャリ、とかけ直し、
腕を組んでいるアズールクン。
ジェイド「よろしくお願いしますね。」
手を胸に添え、ニコニコと笑顔で言うジェイドクン。
二人とも、とても強そうな雰囲気を醸し出しているが、
箒の腕は相変わらずである。
フロ「なぁんだ、アズールとジェイドなら楽勝じゃーん。」
フロイドの言葉に、アズールクンはムスッとする。
アズ「今回はそうは行きませんよ。なにせマジフトとは、箒に乗らなくとも、魔法で闘えばいいだけの事ですから。」
『でも箒に乗った方が速いし、上から状況確認できるし。』
フロ「そうそう、箒に乗った方が有利に決まってるよねぇ。」
俺とフロイドの言葉に顔を顰めるアズールクン。
負けず嫌いだねェ。
大口を叩いているフロイドも箒を乗りこなしているかと言われれば、アズールクン達とそんなに変わらない。
速いけど全然自分で操作できないから、
どこ行くか分からないらしい。
一番ダメじゃん。
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珠梨(プロフ) - リドル氏、いえローゼ氏は断固貧乳派の民であります(キリッ) (3月3日 22時) (レス) @page9 id: ac62a72ef1 (このIDを非表示/違反報告)
雷蔵 - トマトさんまじ好きww (2月26日 1時) (レス) @page50 id: b34786daa2 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 名前のセンスに爆笑しました ドント・タッチミーってꉂꉂ(´ơ ∀ ơ`)w𐤔 これからも頑張ってください! (9月6日 0時) (レス) @page2 id: 79d21be87d (このIDを非表示/違反報告)
コッペパン - とてつもなく面白いです!…マミー・ブッチ参戦…?←??? (2023年4月2日 3時) (レス) @page30 id: 3f9059dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
アユム(プロフ) - 推しがレオナなのでもっとレオナとの絡みが見たいです! (2022年8月23日 21時) (レス) id: 3f13a9633c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トマトマヨトマメトマト | 作成日時:2022年8月10日 22時