31話 ページ33
Aside
あの後、植物園でラギークンと、この前の獣人のレオナサン(ラギークンに教えてもらった)と一緒に昼食を食べた。
レオナサンはなんでお前がここにいるんだ、とか、俺の縄張りから出てけ、とか、臭い、とか、喜んで歓迎してくれた。
そして5、6限目も終わり、今は放課後。
リドルクンは寮のパーティで直ぐに帰ってしまい、
俺は何故かフロイドクンに捕まった。
フロ「オレさぁ、思ったんだけど」
いつものように俺の背中から全体重を掛けてくる巨体が話しかけてくる。
フロ「リーフィーシードラゴンって長くね?」
『それ俺もずっと思ってる。』
今更になって言うのか。
俺なんか、リーフィーシードラゴンが何か気になってスマホで調べまでしたんだぞ。
かっこいい名前してるから、水龍みたいなの想像してたんだけど。
実際は、海藻みたいなタツノオトシゴだった。
あの時の衝撃は忘れない。
フロ「もう名前で呼んでいーい?一々呼ぶのめんどくさいから。」
『俺は最初からそうして欲しかった。』
そもそも勝手に呼び始めたのそっちだぞ。
フロ「アハハッ、A〜♪」
ご機嫌に俺の名前を呼んで、首に絡んでいた腕を締め付ける。
『グェ、ちょ、フロイドクン、俺死ぬ。』
フロ「ばいばーい。」
『は、薄情者。』
ギブギブ、とフロイドクンの腕を叩く。
そしたら何故かもっと強く締め付けられたので、
もう何もしないことにした。
フロ「オレのこと、フロイドって呼んでくれたらいーよ。」
ジィッ、とこちらを見て未だに腕の力を緩めないフロイドクン。
『グッ……いくらでも、呼ぶから、、腕……フロイド。』
そろそろ死ぬんじゃないかと、親の顔や友達の顔、バナナを頭に思い浮かべていたら、腕がふっ、と解けた。
フロ「ンハッ、これからはそれで呼んで♡」
『…………フロイド♡』
フロ「なぁに?♡」
『フロイド♡』
フロ「なぁに?♡」
『フロイ(フロ「そろそろウザイ」ウィ。』
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雷蔵 - 笑いこらえんのしんどいww (2月26日 0時) (レス) @page20 id: b34786daa2 (このIDを非表示/違反報告)
眠るひつじ(プロフ) - 誕生日おなじでめちゃビビった。そんな昨日あったっけって笑 (7月28日 5時) (レス) @page2 id: c017944627 (このIDを非表示/違反報告)
ただの一般人 - ものすごく面白いです!同室の君と角の子で吹き出しましたwwwインタビューのとき、仲良い(?)人の内の半分が対価取ってるwww「この作品面白い!」と思ったら、大体トマトさんです!いつも読ませて頂いております!無理せず更新頑張ってください!長文失礼しました…。 (2023年4月2日 2時) (レス) @page42 id: 3f9059dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
kome(プロフ) - トマトマヨトマメトマトさん» パクられるとゆうことはそれだけ面白い作品だと云うことです。これからも応援しております! (2023年3月24日 8時) (レス) id: 4c2006e05c (このIDを非表示/違反報告)
トマトマヨトマメトマト(プロフ) - komeさん» お返事ありがとうございました。相手様のコメントに注意喚起をしてみようと思います。面白い作品と思っていただけて幸いです。これからも何卒よろしくお願いします! (2023年3月24日 8時) (レス) id: a96fc2539f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トマトマヨトマメトマト | 作成日時:2022年8月9日 0時