9話 ページ11
Aside
一悶着あった魔法薬学が終わり、3限目は飛行術ということで、リドルクンと一緒に運動着に着替えて運動場に出る。
どうやら飛行術は他のクラスと合同らしく、
A組もいるんだとか。
リドルクンは常々俺に付きっきりで、理由を聞いてみると直ぐに問題を起こすからボクが見張っておく、だとか。
つまり俺のことが好きってこと。
バル「来たな、もやし共。オレはバルガス。お前らの飛行術を担当する!!」
バル「優秀な魔法士は健全な肉体から!ここで鍛えて、オレのようになれ!!」
声がデカくて、図体もデカいバルガスセンセー。
筋肉を見せびらかすように、様々なポーズを決める。
バル「オレのようになるためには、まずはグラウンド20周、次に腕立て伏せを100回する必要がある!」
リドル「こんな広いグラウンドを20周だって……?」
横でリドルクンがげんなりとしている。
どうやら運動には自信が無いらしい。
バル「終わった者から箒を手に取れ!」
それでは、各自開始!と、首からぶら下げているホイッスルをピーーーッッと鳴らす。
『暑苦しいセンセーだったねー。』
グラウンドを走りながらリドルクンに話しかける。
リドル「ボクもああいう先生は苦手だ。」
少し後ろに着いているリドルクンは、
はぁ、と溜息を吐きながら言う。
授業開始から数分が経ち、
グラウンド20周を走り終わる。
途中、足をガクガクさせながら走っている生徒を何度か追い越した。
あれは確か……おとこびねる?みたいな寮の人達。
運動が苦手な寮なんだろうね。
リドル「ハァ……ハァ……お、終わるの、早くないかい?」
まだグラウンドを走っているリドルクンは、
こちらをギョッとした目で見る。
とりあえず、バルガスセンセーのように、筋肉ポーズを決めとく。
ガン無視されて、リドルクンは走り去っていった。
とりあえず俺は腕立て伏せをしながら、走っている人を観察する。
なんか面白い人いないかな〜。
「うおっ、君、もう走り終わったんスか?速いッスね。」
周りを観察していたら、獣人の人に話しかけられた。
「まさか、人間に先を越されるなんて思ってなかったッス」
体力には自信あったんスけどね〜、と俺の隣で腕立て伏せをするそいつ。
ラギ「あ、オレはラギー・ブッチ。」
どうぞよろしくッス、と人のいい笑みを浮かべる。
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雷蔵 - 笑いこらえんのしんどいww (2月26日 0時) (レス) @page20 id: b34786daa2 (このIDを非表示/違反報告)
眠るひつじ(プロフ) - 誕生日おなじでめちゃビビった。そんな昨日あったっけって笑 (7月28日 5時) (レス) @page2 id: c017944627 (このIDを非表示/違反報告)
ただの一般人 - ものすごく面白いです!同室の君と角の子で吹き出しましたwwwインタビューのとき、仲良い(?)人の内の半分が対価取ってるwww「この作品面白い!」と思ったら、大体トマトさんです!いつも読ませて頂いております!無理せず更新頑張ってください!長文失礼しました…。 (2023年4月2日 2時) (レス) @page42 id: 3f9059dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
kome(プロフ) - トマトマヨトマメトマトさん» パクられるとゆうことはそれだけ面白い作品だと云うことです。これからも応援しております! (2023年3月24日 8時) (レス) id: 4c2006e05c (このIDを非表示/違反報告)
トマトマヨトマメトマト(プロフ) - komeさん» お返事ありがとうございました。相手様のコメントに注意喚起をしてみようと思います。面白い作品と思っていただけて幸いです。これからも何卒よろしくお願いします! (2023年3月24日 8時) (レス) id: a96fc2539f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トマトマヨトマメトマト | 作成日時:2022年8月9日 0時