強き人【鬼滅の刃】 (ページ14)

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遠くから大好きな声が聞こえた

「A！！よかった……」

父上と母上がすごく焦った顔をして、走ってきて
抱き締められた

こころなしか、声が震えているような気がする
………心配、させてしまった

「よかった…無事でよかった…(涙」
「どこに行ってたんだ…本当に心配したんだぞ」

「ごめんなさいっ……(涙」

私も、父上と母上と会えた安心感から、緊張の糸が切れて、涙が止まらない

「ごめんなさいッ、ごめんなさい…ｯｸﾞｽｯ」
「本当に、無事でよかった……ｯ」

抱き締められているから顔は見れないけど、父上も泣いてる気がする

それから落ち着くまで、ずっと抱きしめてくれていた

「さぁ、もう暗いので帰りましょう」
「そうだな、A、行くぞ」
「あ、あの、父上、母上」

「この子も一緒に、帰ってもいいですか…？
人の言葉が喋れるんです！」

「…鎹鴉か。」
「それよりその怪我、どうしたのですか？」

あ、そっか勢いよく抱き締めてくれたから私のおでこノールックだったんだ。

要の怪我も含め、話す

「そんなことが…。A、よく頑張りましたね。
要のお世話を怠らなければ、連れて帰ってもいいですよ」
「お前は強い子だな、A。よくやった！
要も、一緒に帰ろう」

「ありがとうございます、父上母上！」
「カァァ！」

要も私も父上と母上に頭ナデナデされたから
嬉しくてニコニコ笑いながら家に返った