俺とヌナのストーリー＊TH＊ (ページ38)

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ヌナとの将来...。

それは物凄く幸せなものだろう。

俺の癒しの《ヌナ》がそばに居るんだから...。

ただまだ結婚は出来ないと思った。

またヌナを傷つけてしまうんじゃないか、

そう思うと...。

そんな俺の気持ちを読み取ったのか

ヌナは優しく抱きしめてくれた。

『一緒に居てくれるだけでいいよ？

結婚なんてしなくてもいい。

苗字が一緒じゃなくても...

テヒョンがそばに居てくれるだけで...

私はっ、、、』

泣き出してしまったヌナの顔に

心臓がキュッと締め付けられる。

『、ヌナ...？』

そう呟くと、しがみつくみたいに

力強く抱きしめられた。

『別れよう、なんて言わないでっ...

テヒョンが居ないと...ダメみたいなの...』

そう訴えてきた。

え？

俺...ちゃんと好きなのに...。

ヌナを担いでベッドルームを探す。

『て、テヒョン！おろ、降ろして...』

お腹に圧力が掛かってるみたいに

少し苦しそうに言うヌナ。

1室のドアを開けると

本が沢山あったからベッドルームじゃない、

そう思ってリビングに戻る。

何気なく窓から見えた綺麗な夜景。

ヌナを降ろし、

ヌナに夜景と俺が見えるように立たせた。

『ヌナ...好き。愛してるよ。

正直な話...

またヌナを苦しめるんじゃないか？って思ってる。

もう...隠し事もないから

そんな心配しなくて良いって分かってるんだけど...。

まだ最近の話だし...。

俺もヌナとは死ぬまで一緒に居たいと思ってる。

ヌナが俺のこと、嫌いになったとしても...

駄々こねてヌナを引き留めると思う。

俺の方が酷いねw。

きちんとプロポーズは俺からするから...

待ってて？

...........あー、待たせたばっかだね、俺って。

あははははっ...』

我ながら下手くそな笑い方。

それでもヌナは両手で鼻と口を覆い隠し、

涙を流しながらウン、ウン、と頷いてくれた。

『待ってる....

待つことに関しては達人だから...』

そんなヌナの言葉に、

本当の笑い声を出してしまった。