俺とヌナのストーリー＊TH＊ (ページ37)

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『ヨンタンは...探検しておいで～。』

ヨンタンを床に下ろすヌナ。

ヨンタンの後ろ姿を見送ると

『テヒョンと...

またやり直せるなんて思ってなかったから...。

日本でね、ココとほぼ同条件の所に住んでたの。

日本の家を買ってから、

数ヶ月？しか経ってなかったんだけど...

どうもテヒョンが近くに居ないと...

話が書けなくて...。

だから...韓国に戻ってきたっ、、』

へへっと照れ笑いをするヌナ。

"とりあえず家を借りた"

じゃなくて

"家、買っちゃった"

というヌナの大胆行動に驚いた。

ヌナの手を取り『わぁ...ヌナやるねぇ...』と

呟くと誰かの足音が聞こえた。

『A～。とりあえずセッティング出来たっ....

よっ！テヒョン君！』

ジウヌナだ...。

『ジウ、ありがとう。』

優しく笑うヌナ。

なんだか上手く言葉に出来なくて

ボヤッとしていると

『テヒョン君～。Aが小説書けなくなったら

「こんな話は？」ってヒントあげてね～。

私は帰るよ～！』

そう言って帰って行った。

『........驚いたよね、、？

まぁ驚かせたかったんだけど...』

そう言って笑うヌナを抱きしめる。

『俺が寂しいとか言ったから...

日本から来たと思った...。』

涙が溢れた...。

気付かれたくなくてギュッと抱きしめると

俺の後頭部を撫でながら

『今度は私が守るって言ったでしょ？

、、、って言いたい所だけど...

日本に帰ってすぐに私が...

テヒョンに会いたくなって...

探したらココが空いてて...。

ココなら宿舎にも近いし、

セキュリティもバッチリだから...』

ヌナが俺の肩に手を置き...

少し離れると優しいけど、どこか凛々しい顔をして

『私が...テヒョンの笑顔を守る。

テヒョンの全てを守りたい。

今すぐにとは言わない。

テヒョンのタイミングで良い。

なんならそういう選択をしなくても良い。

私と...もう一緒に居たくないって思うまでで良い。

テヒョン。

これから...ずっと、ずーーーっと、

私と一緒にいて欲しい。』

目に涙を浮かべたヌナからの

プロポーズだった。