美しい男:: 女郎蜘蛛(シャドウサイド)▼ 男主 ゆっくりにゃにゃ様からのリクエスト ページ43
見つけた………美しい男。アタシ好みの男を。
☆★☆
「クソッ……!離せ!!」
「フフフ………それは無理なお願いだねぇ?アタシが離すと思うかい?」
「なぜ……なぜ僕なんだ!!」
「そんなの決まっているだろう?アタシが気に入ったからだよ」
「だからって………クッ」
美しい男の魂を食らうと恐れられている大妖怪、女郎蜘蛛に目をつけられたのはAという彼女が好きそうな美しい男である。
「アタシに目をつけられたのが運のつきさ」
女郎蜘蛛はうっとりとした顔でAの頬に手を添える。
「ああ、美しいねぇ。最高だよ」
彼女が出した蜘蛛の糸によって身動きがとれない憐れなその男は、「僕はまだ屈しない」と言い女郎蜘蛛を睨みつけている。
「それでこそアタシの男だ」
「僕は貴様なんかの男になった覚えはない!」
刹那、Aを糸が強く縛る。臓器さえも潰してしまうのではないかというくらいキツく。
「素直じゃないんだねぇ。アタシ達はこんなにも愛し合っているのに」
「無理……やり……かっ」
さらにグググっとキツくなっていく。
「アタシが愛しているならあんたもアタシを愛しているってことさ」
「なにを………勝手な……ぐあああっ!!」
「そんなにアタシのことが好きなのかい?困ったねぇ」
女郎蜘蛛はAをまるで壊れ物を扱うかのように触れる。彼の表情は糸に与えられる苦痛に耐えているため険しい。それすらも愛しい、美しい、芸術品だと女郎蜘蛛は思った。
手に入れたい。手に入れたい………なんとかして自分のものに…………。
そんな気持ちが彼女の頭を埋めていく。
「ああ!そんな顔でアタシを見ないでおくれ!興奮してしまうではないか」
「化けもの……め………っ」
「なにを言っているのか分からないねぇ?」
女郎蜘蛛は気に入らないことを言うAには糸で殺してしまうのではないかと思えるくらい締め上げる。逆に、彼女が望む言葉をかければ彼は解放されるだろう。
尤も、解放されたときに待っているのは『死』のみだろうが。
「いい加減諦めてアタシのものになっておくれ」
「嫌だ………お前のようなやつの手にかかるなら………」
「させないよ」
女郎蜘蛛は目を妖しく光らせ、舌を噛みきろうとしたAに糸を猿轡代わりにして噛ませた。
「アタシ以外に殺されるなんてあり得ない話さ。さぁ、早くアタシのものになっておくれ!」
Fin
リクエストありがとうございました!
プリクラ:: 姫乃アヤメ 友情 ♪美桜♪様からのリクエスト→←膝枕:: 洞潔★★ ノワブラーα様からのリクエスト
60人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アロア(プロフ) - アンデルさん» シャドウサイド妖怪で誰がお相手でしょうか……? (2019年2月18日 20時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - SRKBさん» 了解です!書き直しておきます(*´ω`*) (2019年2月16日 16時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
SRKB - ごめんなさい申し訳ないを申し訳なしと書いてしまいました。後思い付いたので追加します。夢主は覚醒前はポニーテールの黒髪にアヤメと同じ体型と可愛らしい顔でアヤメファンでも見惚れるぐらいですが覚醒後は黒髪が藍色に小さい角が四本生え小悪魔系の顔に変わります。 (2019年2月16日 16時) (レス) id: 8f3c22ff74 (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - ♪美桜♪さん» おー!でも、私はくだらないことしか呟いてないですよwあと、絵も下手ですから(自分絵じゃないから) (2019年2月16日 13時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
♪美桜♪(プロフ) - アロアさん» アロアさんのTwitter見てみますね! (2019年2月16日 12時) (レス) id: 303f0ec948 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アロア | 作成日時:2018年11月12日 17時