狸の裁判:: 妖怪探偵団 男主 SRKB様からのリクエスト ページ32
判決、被告人を動物に変えて、動物達のペットにすることにする。
裁判官のローブを着た老人は判決を下した。
そこにいるすべての人間に同じ刑を与えた。
そこにいる人間達はすべてこの老人に連れてこられた者達だ。
「死ぬより苦しい罰を与えよう」
そう老人が告げると人間達は次々に動物へと姿を変えていった。
その様子に動物達の亡霊が笑い声をあげた。
☆★☆
「オロチさん」
「A。今回も素晴らしい裁判だったぞ」
「ありがとうございます」
Aと呼ばれた少年は褒められたことに喜んでいる。
「僕と同じような目にあった動物達が報われればそれでいいんです」
Aはもともと子狸だった。しかし、ある日車に轢かれてしまったのだ。そしてそのまま彼は人生の幕を閉じた。運転手の不注意で起こってしまったこと。彼は人間を恨んでいる。だから、人間に捨てられ、轢かれて死んでしまった
動物達と共にペットを殺した大人や虫を平気で殺してしまう子供達を連れてきて裁判をかけ復讐しているのだ。だが殺しはしない。
動物に変え、動物のペットにさせることで自分達の味わった苦しみを味わせているのだ。
「今日もまた完璧な判決だったぞ」
「今回の子供はめんどくさかったですが上手くいきましたよ！」
「………誰か来たようだな」
たくさんの足音が響いていた。
現れたのはたくさんの子供。
「あなた達！連れてきた人達を返しなさい！」
三つ編みのおさげをしている少女が叫ぶ。その後ろには震えている少年がいた。
「俺の友達を返してよー！」
彼はそう言った。そう、今の今まで裁判にかけられていた人間は彼の友達であった。
「………僕の邪魔をするやつらは………許さない！！」
狸の少年は一瞬で十メートルはある大狸へと変わった。そのことに呆気にとられている子供達はAが攻撃していることに気づけなかったが、間一髪のところで避けたようだ。
「A、好きにしろ」
オロチは高みの見物をしている。
オロチの言葉を聞いたからなのか、Aがさらに力を発揮し彼らを襲う。
しかし、一人の少年が幻魔を憑依させAと戦い、倒してしまった。負けてしまったAはライトサイドの姿へと戻る。
彼は悔しそうに顔を歪めていた。
「人間を恨んでいるの？」
「教える義理もない」
少女を冷たくあしらうが彼女はAの手を握ると友達になろうと言った。彼は少し驚いたが不器用に笑った。
Fin
二つのリクエストありがとうございました！
社長と秘書:: 日ノ神★ A☆K様からのリクエスト→←カワウソのお詫び:: 妖怪探偵団 ほのぼの SRKB様からのリクエスト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 60人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アロア(プロフ) - アンデルさん» シャドウサイド妖怪で誰がお相手でしょうか……？ (2019年2月18日 20時) (
レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - SRKBさん» 了解です！書き直しておきます(*´ω｀*) (2019年2月16日 16時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
SRKB - ごめんなさい申し訳ないを申し訳なしと書いてしまいました。後思い付いたので追加します。夢主は覚醒前はポニーテールの黒髪にアヤメと同じ体型と可愛らしい顔でアヤメファンでも見惚れるぐらいですが覚醒後は黒髪が藍色に小さい角が四本生え小悪魔系の顔に変わります。 (2019年2月16日 16時) (レス) id: 8f3c22ff74 (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - ♪美桜♪さん» おー！でも、私はくだらないことしか呟いてないですよwあと、絵も下手ですから(自分絵じゃないから) (2019年2月16日 13時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
♪美桜♪(プロフ) - アロアさん» アロアさんのTwitter見てみますね！ (2019年2月16日 12時) (レス) id: 303f0ec948 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アロア | 作成日時：2018年11月12日 17時
