友の闇へと歩を進める:: オロチ(ライトサイド)▼★★(閲覧注意) 月華姫様からのリクエスト ページ20
暗闇から聞こえた声。
彼女はこの声が誰だか知っている。
「オロチ………？」
「その通りだ、A」
昔とは変わってしまった見た目に思わずAは息を飲んだ。
「オロチ、変わりましたね」
「Aは変わっていない」
「ね……ねぇ、オロチ。なんで私はこんなことになっているのですか？」
呼びかけられてもオロチは無言のままAを見つめる。その様子にさすがに彼女も焦った。
「助けてくれるために来たんですよね？」
「私は一言も『助ける』だなんて言ってはいないが」
「で、でも……オロチは優しいって知ってるから。助ける以外にわざわざこんなところの来ないです」
「フッ……確かにそうだ。しかし、Aは肝心なことを忘れている」
「な、にを？」
「もし私がこれをしたことだったら？」
「お………オロチはこんなことしないです！」
「なぜそう言いきれる？」
「だって私の知るオロチは優しいからです」
カツンカツンと靴音を鳴らしながら近づいてくるオロチに少しだけ身構える。だが、信頼しているからかそこまで警戒心がない。
「私はAのことが好きだ」
「えっ！？」
突然の告白に困惑するA。無理もない。今のこの状況下、告白されるなんて誰が考えるのか。
「私はAを愛しているから………しかし、Aは私の想いに気づかず他の男と仲良くして」
オロチが右手をあげると、ウネウネと触手が動いた。
「ひぁっ！！」
体を這う気持ちの悪い感覚に声が出てしまう。
「オロチ、なの？」
「Aが私を見てくれないから」
オロチはニヤリと笑みを浮かべるとAの頬を優しく包み込む。
「こんなことをするんだ」
彼は耳元で甘く低く囁き、耳をペロッと舐めた。
「ひうっ//」
「耳が赤いぞ？」
ククク……なんて笑いながらオロチはAの髪を鋤く。
「A。私だけ見るんだ。私に依存すればいい………私と共に生きてほしい。A、愛してる」
「オロチ……」
Aの拘束はいつの間にかなくなっており、彼女はオロチを抱きしめ何回も頷いた。
「わ…たしも……オロチが好き」
「A」
オロチは嬉しそうに目を細め、
「Aは私以外を愛してはいけない。もし私以外を愛したりしたら………」
「また拘束してこれよりも酷い仕置きをしよう」
と言った。
Fin
リクエストありがとうございました！
誰の手に:: 土蜘蛛、大ガマ、えんらえんら、ふぶき姫 ギャグ？ 十六夜月様からのリクエスト→←友の闇へと歩を進める:: オロチ(ライトサイド)▼★★(閲覧注意) 月華姫様からのリクエスト
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アロア(プロフ) - アンデルさん» シャドウサイド妖怪で誰がお相手でしょうか……？ (2019年2月18日 20時) (
レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - SRKBさん» 了解です！書き直しておきます(*´ω｀*) (2019年2月16日 16時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
SRKB - ごめんなさい申し訳ないを申し訳なしと書いてしまいました。後思い付いたので追加します。夢主は覚醒前はポニーテールの黒髪にアヤメと同じ体型と可愛らしい顔でアヤメファンでも見惚れるぐらいですが覚醒後は黒髪が藍色に小さい角が四本生え小悪魔系の顔に変わります。 (2019年2月16日 16時) (レス) id: 8f3c22ff74 (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - ♪美桜♪さん» おー！でも、私はくだらないことしか呟いてないですよwあと、絵も下手ですから(自分絵じゃないから) (2019年2月16日 13時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
♪美桜♪(プロフ) - アロアさん» アロアさんのTwitter見てみますね！ (2019年2月16日 12時) (レス) id: 303f0ec948 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アロア | 作成日時：2018年11月12日 17時
