金のリンプン【妖怪ウォッチ】【リクエスト停止中】

取り合いっこ:: エンマ、蛇王カイラ 青い闇の力様からのリクエスト ページ18

さて、みなさん。私は今なにをされているでしょーうかっ！考えてみてくださいな。

答えはー。


「カイラ、その手を離せ」


「なぜ？貴様が離せばよいことだろう」


「あうぅ………私はものではないのですが」


私はエンマとカイラに取り合いされています。なんかその様子がオモチャを取り合う子供のようだと思いました。


「A、お前はいい子だから分かるよな？」


エンマがわしわしと私の頭を撫で、ニカッと眩しい笑顔になる。私もつられて笑顔になる。


「A。エンマにそんな顔を見せるな」

頭をグイッと無理矢理カイラの方へと向かされた。……うん、痛い。


「どうした？涙目だぞ」


「痛かったの」


「！そうか………すまない。しかし、その顔も私だけに見せてくれ」


「いや、とりあえず首が痛いから」


体は正面を向いてるのに顔だけカイラがいる左を向いてるから痛い。


「カイラ」


「分かった」


彼はしぶしぶといった感じに私の頭を離してくれた。よし、ちょっとはいいかな。………って、なにがいいの！？この状況をどうにかしないと。


「Aが難しい顔してるな…………一人ボケツッコミでもしてるのか？」


「なぜ分かった！？エンマはエスパーなの？」


「お前のことはなんだって分かるさ」


＿＿キュンッ！


…………え？『キュンッ！』？

不覚にもトキメいてしまった。


「エンマ……貴様っ！Aをたぶらかすな！」


「たぶらかしてない！」


「A。もし獣なエンマに襲われても私が必ず助けに行くからな。私はAだけのナイトだ」


「あ、うん//」


なんかカイラがいつもなら言わないであろう台詞を耳元で囁いてきた。なんか……恥ずかしい//


「カイラ、Aに近いぞ。離れろ」


「何度も言わせるな。貴様が離れるのだ」


「離れるわけないだろう」


「なら命令だ。離れろ」


「ハンッ……離れると思うか？」


「貴様は現大王の私の命が聞けないのか？」


「俺は大王のお前からの命令でも聞き入れないと決めてるしな」


「ドヤ顔で言うことじゃないよ！？」


「だぁーっ！とにかく！Aは俺のだから。カイラ……手を離せー！」


「なにを言っているのだ！Aは私のだ」


「あうぅ……私はオモチャじゃないよー」


子供のように私を取り合うエンマとカイラに訴えかけたが効果なし。

私の取り合いは朝まで続くことになるなんてこのときの私は知るはずもない。


Fin

リクエストありがとうございました♪

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