涙の三角形:: フクロウ◇ 水無月様からのリクエスト ページ26
「フクロウ、お前はAのことをどう思う？」
「A………ですか？」
「あぁ。どんな風に思っているんだ？」
☆★☆
私は先日、ハルヤ様に私と同じくハルヤ様に支えているAについてどう思っているのかと聞かれた。
「A………」
「ハルヤ様？いかがなされたのですか？」
Aのことをどう思っているか……なんて。
私はAが好きです。
ですが………きっとAはハルヤ様のことが好きなのでしょう。
酒呑童子様…………。私はあなたに従います。
Aが酒呑童子様のことを好きでいるならば私の出る幕ではありません。
「ハルヤ様？」
「Aには好きなやつとかいるのか？」
そこで私は現実に引き戻される。
「…………はい///」
Aは顔を赤く染め小さな声で確かにはいと言った。
やはりきっとハルヤ様のことを好きなのだろう。
私のことなんて眼中にないだろう。
私は静かにその部屋から立ち去った。
☆★☆
Aに好きな人がいると発覚して何時間たったか。
………Aはハルヤ様が好きだと勝手に思っているが、まだ決まったわけではないと認めない自分がいる。
目からは涙が溢れる。
「A…………A…………」
私はこんなにもAを想っているというのにこの気持ちは届かないのだな。
ハルヤ様もAのことを好いている。
気づかぬうちに二人は結ばれているだろう。
＿＿コンコンッ
私の部屋のドアが軽くノックされた。
こんなときに…………誰だろうか。
「フクロウ……私です。少しお時間よろしい？」
「A………」
私はドアを開けてAを部屋に招き入れた。
「フクロウ？どうしたのですか？………泣いていたの？」
「な、なぜ？私は泣いてなどっ………」
ふと、頬に柔らかい感覚。
Aが私の頬に口づけをしていた。
「フクロウ………嘘はダメですよ。だって、………ほら……涙の跡がある」
Aはそこを人差し指でなぞる。
「フクロウ………なにがあったのですか？」
「失恋しました……」
「まぁ！………誰に？」
「……………A………です」
「私！？」
すると、彼女は私を抱きしめると優しく背中を撫でてきた。
「そんなことないわ………だって、私はフクロウに今、好きだと伝えに来たのですから」
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アロア(プロフ) - 紫月さん» えっと、リクエストと受け取ってもよろしいでしょうか………？ (2019年6月29日 16時) (
レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
紫月 - カイラが好きでエンマのことが嫌いだけどエンマが元人間だったことや、命を狙ってくる妖怪がいたり大王なんて良いことは無い。でも皆には明るく接しなければいけない。せれを知ってエンマが好きになってカイラが怒るけど夜しゃエンマに倒される (2019年6月29日 15時) (レス) id: b5a8929075 (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - エンマさん» 分かりました！これの続々編で書かせていただきますね！あと、リクエストがたまっているので書くのはだいぶ遅くなります。申し訳ありませんm(_ _)m (2018年10月11日 0時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
エンマ - 後、名前出し大丈夫です！(≧∇≦) (2018年10月10日 23時) (レス) id: b6e961ac32 (このIDを非表示/違反報告)
エンマ - はいはーいリクエストお願いします！時空神エンマ、暗黒神エンマ、太陽神エンマが、主人公と、あそぶかという感じで、お願い申し上げます (2018年10月10日 23時) (レス) id: b6e961ac32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アロア | 作成日時：2018年7月10日 22時
