危険なオフィス:: 義経、酒呑ハルヤ(主にハルヤ) SARASA様からのリクエスト ページ21
「俺はAが欲しくて欲しくてたまらなかった」
「いつから目をつけていたの！？」
「前からだ」
鼻先が触れあうぐらいの至近距離。
「いや………離れて！！」
拘束されて動けないが自分の妖術でハルヤに攻撃をしかけた。だが、それは簡単に避けられてしまった。
「………ふ〜ん。か弱い女かと思えばそうではないんだな」
喉を震わせて笑うハルヤにアタシはキッと睨みつけた。
「………お願い………義経………助けて」
刹那、ハルヤの首には刀が押しつけられていた。
「我の女を取ろうとするとはいい度胸だな」
その声はアタシの大好きな人の。
「義経！！」
「A！無事か！？」
「うん！！来てくれたんだね！」
「あぁ。………それより、そなたは我のAのなにをしようとしていたんだ？」
「別に…………ククッ………」
「答えないのか」
「じゃあ、言ってやる。俺はAを自分のにしようとしただけだ」
「っ！どうして！？」
「どうしてか知りたいのか？A」
ハルヤはアタシの頬に触れ、優しく微笑む。
「我のAに触るなっ！」
義経がその手を振り払う。
「…………俺はAのことを好きになったからだ。だから、なんとしてでも手にいれたいと思った」
「だがこんなことをするとは………！」
義経はハルヤを睨む。
「とりあえずAのその拘束をはずせ」
「嫌だね。これをはずしたらお前はAを連れていくだろう？」
「………ならば斬るまでだ！！」
さっきまでハルヤに押しつけていた刀はアタシを拘束しているなにかに斬りかかる。
しかし、それは外れることはなかった。
「クッ………！！」
「はははっ！！俺がはずそうと思わないとはずれないんだよ」
「義経………アタシは大丈夫」
「A…………」
アタシはハルヤを見つめる。
「ハルヤ………アタシは義経の恋人。だから、あなたの気持ちには答えられないの。ごめんね………アタシのことを好きになってくれてありがとう」
ハルヤは悲しそうな表情を浮かべると「そっか」と言うとアタシの拘束をといた。
「残念だけど………諦める」
「ハルヤ……」
悪いことをしてしまったかな。
「なんて言うと思った？奪うに決まってる。だが今日は逃がしてやる」
そう言うとハルヤは消えた。
Fin
リクエストありがとうございました！
義経って一人称、『我』なんですね。知りませんでした(^_^;)
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アロア(プロフ) - 紫月さん» えっと、リクエストと受け取ってもよろしいでしょうか………？ (2019年6月29日 16時) (
レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
紫月 - カイラが好きでエンマのことが嫌いだけどエンマが元人間だったことや、命を狙ってくる妖怪がいたり大王なんて良いことは無い。でも皆には明るく接しなければいけない。せれを知ってエンマが好きになってカイラが怒るけど夜しゃエンマに倒される (2019年6月29日 15時) (レス) id: b5a8929075 (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - エンマさん» 分かりました！これの続々編で書かせていただきますね！あと、リクエストがたまっているので書くのはだいぶ遅くなります。申し訳ありませんm(_ _)m (2018年10月11日 0時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
エンマ - 後、名前出し大丈夫です！(≧∇≦) (2018年10月10日 23時) (レス) id: b6e961ac32 (このIDを非表示/違反報告)
エンマ - はいはーいリクエストお願いします！時空神エンマ、暗黒神エンマ、太陽神エンマが、主人公と、あそぶかという感じで、お願い申し上げます (2018年10月10日 23時) (レス) id: b6e961ac32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アロア | 作成日時：2018年7月10日 22時
