交代:: 蛇王カイラ ページ34
いつもリードしていてもたまにはこういうのもいいのでは？主導権交代。
☆★☆
「カイラぁ………」
「どうした？」
「疲れた、おんぶして」
「貴様はガキか！！」
「うんー、ガキだからおんぶしてぇ」
「無理だ。Aに持たされている荷物があるからな」
「だってこんなに買うなんて思ってなかったし」
「私は分かっていたがな」
Aはえへへとはにかんだ。心臓がドクンッと脈打つ。
全く、私も私だ。Aのコロコロと変わる表情にいちいち反応していては心臓がもたない。
「あのねぇ？カイラ」
「ん？」
「今日はとっても楽しかったよ」
ん…？……私にはさっきまで荷物があったはずなのにない…。
「荷物持ってくれてありがとう」
私の手にあった荷物をAが持っていた。
「……荷物が急になくなったから驚いたぞ。だがA、別に私が持つからAは持たなくてもいいんだぞ？」
「ふふ……いいの。じゃないとこうやって……」
Aはニコッと笑うと私の手をとりギュッと握ってきた。
「なっ……///」
不覚にもその行動にトキメいてしまった。
今日はおかしい、普段なら私がリードしているというのに。
今日は私がリードされている。
「カイラ……早くお家に帰ろ？」
キュルーンという効果音がつきそうなほどの可愛い私の妻。今のはきた。
私達は家まで手を繋ぎながら帰った。
☆★☆
家までつくと荷物を片付け始める。もう、ご飯も外ですましてきたからあとは寝るまでの準備をするだけだな。
「終わったぁ！」
「A、先に風呂に入るか？」
「いいの？」
「ああ、私にはやることがある」
「ありがとう！」
私の可愛いAが見えなくなったのを確認してから私はココアを用意した。
少し、女郎蜘蛛からもらったものを使いたかったからな。
「Aがいると薬を盛れないからな」
これをAに飲ませるだけだ。
「そういえば薬の効果は聞いていなかったな」
女郎蜘蛛はAが一段と可愛くなると言っていたがどういうことだろうか。
「カイラー！上がったから次どうぞ」
私の前に出てきたAにまたドクンッと心臓が鳴った。
ダメだ、今のもくる。
「フッ……この先が思いやられるな」
自分で自分を嘲笑した。
交代:: 蛇王カイラ→←実験1でびゃっくり:: 女郎蜘蛛 イケナイ薬の名前が出ます(＞＜)注意です！
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アロア(プロフ) - 愛鬼さん» 大丈夫ですよ〜♪♪更新は人それぞれのスピードですから(*^▽^*) (2018年6月9日 13時) (
レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
愛鬼 - 最近サボってごめんなさい。 (2018年6月9日 12時) (レス) id: 5abad0e674 (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - 狼の歌姫さん» 五月ですね！ありがとうございます！！ (2018年4月6日 21時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
狼の歌姫(プロフ) - 大丈夫です。頑張ってください。 (2018年4月6日 21時) (レス) id: aaa26940b9 (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - 狼の歌姫さん» 分かりました(*^▽^*)質問いいですか？四月の月イベではなく五月ですよね……？すみません！理解力がなくて！！ (2018年4月6日 21時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アロア | 作成日時：2018年1月2日 16時
