玲於end�� ページ10
【Aside】
…メイからだ。
何かなってトーク画面をタップする。
《今日の夜空いてる？
接待なくなったから、来月にしようって言ってたAのお別れ会、今日とかどうかなって。》
そしたら亜嵐くんにも最後に会えるし、って。
うん。
それいいかも。
亜嵐くんもメイに会えずじまいって
残念がってたし。
《大丈夫だよ。
仕事終わったら連絡するね。》
メイに返事をかえして、
次に亜嵐くんとのトーク画面を開く。
《メイが今日飲みにいかないかって。》
返信のはやい亜嵐くん。
ちょっと待ったらすぐに既読がついて、
《ごめん、今日は地元のヤツらが送別会してくれるらしくてさ。
メイちゃんに謝っといて。》
あらら。
まだ送別会残ってたんだ、亜嵐くん。
まあいっか。
元々来月2人でって話だったし。
メイにはいけるって返事しちゃったし。
《じゃああたしだけ行ってくるね。》
送信して、バッグにスマホを戻した。
メイ「A！」
仕事が終わって指定された待ち合わせ場所へ。
着いてキョロキョロ見回してたら
大きく手を振りながら走ってくるメイの姿。
メイ「ごめんごめん、お待たせ。
あれ、亜嵐くんは？」
『別の飲み会で来れないんだって。
ごめんねせっかくだったのに。』
メイ「いいってそんなの。
あたしも急だったしさ。行こ。」
荷造り進んでる？なんて気遣ってくれるマユに
一応してるけど実はまだあんまり、なんて話をしながら
マユが予約してくれてたイタリアンバルへ。
送別会だからってことで、お互いダイエットとか気にせず食べたいもの好きなだけ頼んで
乾杯って2人でビールグラスを鳴らす。
マユ「えー、じゃあ最近は亜嵐くんと同棲してたんだ。」
『うん。1ヶ月くらいだけど。』
マユ「またなんでこのタイミング？
上海行けばどーせ一緒に住むじゃん。」
『んー…。まあそうなんだけど。』
佐野くんにキスされて、動揺して、
泣きながら亜嵐くんに電話してその流れで…
なんて、
マユにそんなこと言えるはずもなく。
『予行練習したくって。』って、適当な言い訳繕って誤魔化した。
マユ「ん、コレ美味しい！」
『えっほんと？…わ、ほんとだ！』
亜嵐くんの家に住むようになってから
あんまり外食しないようにしてたから
久々の女子会に話が弾む。
お酒が進む。
マユ「そういえば
最後に、玲於には会った？」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 256人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まぁ(プロフ) - ぴなたまごさん、完結おめでとうございます！そしてお疲れ様でした。私はぴなたまごさんの玲於君が本当に大好きなので、また気持ちと時間に余裕が出来たら新しいお話で玲於君を書いていただけたら嬉しいです！今回もグッとくるお話、ありがとうございました！ (2018年6月15日 16時) (
レス) id: 3f78a71996 (このIDを非表示/違反報告)
蛍(プロフ) - とてもいい作品でした(T^T*) (2018年6月12日 20時) (レス) id: 527ff0df55 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぴなたまご | 作成日時：2018年6月5日 20時
