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「おとーさん!宏光くんは?」

「とーちゃ、ひろくん。まだー?」

「うぇー、ん、ひぃーくっ」



「廉、思い出すなー。
寝ろー寝ろー。そーだー。ってなんで起きんだよ!
ガヤー!そろそろ腹くくってよー。」

「太輔、今時の小学校の宿題ってこんな難しいの?」

「海人様のオムツ変えたし
おやつ食べないし、なんで泣いてんの?
ガヤさーん!」




三人の宏光不足も限界だ。
こんだけの大人いてもひろ1人には敵わない




ピンポーン



「あ!!」



「こら、廉!勝手に開けんな!!」



「お邪魔するでー。
あれ?太輔くん。宏光は?
みんなお揃いで。」



「.....出かけてます。」



「嘘じゃん。ガヤ。
大倉先輩、お久しぶりです。
出てかれたんです、今朝。笑」



「お久しぶりです。先輩なんか知りません?」



「知るもなにも、宏光からよばれてん。」



「呼ばれたってひろのスマホここですよ?」



「違う違う、あの、
お前んとこ部署の若い、元気な子から。
宏光の声で電話かかってきてん。

おー、息子よー。元気しとったかぁ!
とーちゃんに抱きついて泣きべそかぁ?」



勝手に家の中を散策する大倉くん。
あなたの息子じゃないけどね?




......ガチャ。



「.....ただいまぁー。」



「あ!宏光くん!」
「ひろくん!」
「ひぃーく!!!!!」



光景にキョトン顔のひろ。



「わぉ、カオス状態。紫耀まで珍しい。」


「ひぃーく!」
「ひろくん!いないならないで!」
「宏光くんもう帰ってこないと思ったよ!
置いてくならおとーさんだけにして!!」



「は?どういうこと?!」


「宏光くんもう帰ってこないって!」


「ごめん、ごめん。
おまえら置いてどこも行かねーよ。」



「キタミツいえでじゃなかったの?」



「俺がなんで?こいつら置いて?」



「宏光さーん!これどこ置いたらいいっすか?」


両手いっぱいの荷物を持った後輩


「あー、そうや!岸くん!
さっきは電話おおきになぁ!」

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作者名:ぽぽ | 作成日時:2019年10月13日 18時

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