foot family with... (ページ3)

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「おとーさん。ただくんは？」

紫耀が何か思い出したように裾を引っ張って来た
外を見るともう日が落ちかけている

「あ、ガヤさん、大倉くんは？」

「あー、太輔。それあるだろ。連絡した？
おい、聞いてる？」

「聞いてる。会うたびに宏光、宏光って
こっちは子供までいるのに
毎週のようにあいにきて本当にもう。

....出てかれた俺のこと鼻で笑ってるだろうし」

「でもさぁ、とりあえず連絡したら？」

当の太輔は
えー、って煮え切らない態度で
机に顔を伏せたまんま

「いるとこわかっても
ガヤ、出てった原因わからなかったら
戻ってこないんじゃない？」

「さすがちゃん玉！そうですぞ！」

「太輔、とりあえずどこからか考えてみたら？
最近は？普通だったの？」

「昨日はー、俺接待で
そのあと先輩達連れて帰ってきて。
軽くあて作ってもらって....」

「はぁ？いきなり連れて帰ったの？」

「電話はした。一応。
でも、俺も酔ってたし。
そのあと、先輩達タクシーで返して多分ひろが。」

「ガヤ最低。それじゃん。
俺ならブチ切れだね」

「そんなことじゃ怒んないよ。
俺うたた寝しちゃって、起こされて。
お疲れ様って言われたもん。
後は一緒に寝た。うふふ。」

「太輔...。顔。」

「後は朝起きて、
シャワー浴びてたらいきなり怒って出てった。
ほら、わかんない。理由。」

「たしかに。ありすぎてわかんない。
見つけて、みっちゃんに土下座しかないな。
許してもらえるまで。」