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「子供っていいですね。」


「本当、さっきまで喧嘩してたのに。」



目線の先にはグランドで楽しそうに
走り回る子供たち



「あの人形、勝利の大切にしてたインコが逃げちゃって見つからなくて俺が買ってきたんですよね。
まさか学校に持ち込むとは思ってなかったけど

勝利のことあんまりかまってあげれてなかったのかなぁー。

....すみません!!突然初対面の人に!//」



「いーえ。俺で良かったら是非
ちなみに宏光って言うんです。名前は?」



「風磨です。宏光さん、なんか話しやすくて。
紫耀くんみたいに強くて明るいといいんだけどな。
勝利...人見知りで、物静かで。
もう1人増えるのに大丈夫かなとか考えちゃって
親としてダメダメですよね。

ちなみにこいつが健人です。嫁です。」



そう話す風磨くんは健人くんのお腹のあたりで
手をふわっとした。
それでずっと椅子に座ってたのか



「俺も戸惑ってたよ。
なんなら今も全然彷徨ってるし笑」



「風磨くーん!!そろそろ帰ろ!!
健人くん大丈夫?寒くない?」



遊んでた勝利くんが思い出したように戻ってきた



「勝利くん優しい子だね。
見てる限り全然大丈夫だと思うけど。
子供育てながら学ぶこといっぱいあっからな。
なーんて、偉そうにごめんな。

あ、ちなみにあれが旦那と3人目。笑」



太輔に抱かれた海人が歩いてきた



「ひぃーくっ///」



両手を広げて顔ぐちゃぐちゃにして
全力で抱っこを要求してくる



「散歩がてら迎えきた。
あっ海人さっきまで泣いてなかったろ?!
またそうやって!!

あっこんにちは。旦那の太輔です。」



「な、彷徨ってるだろ?笑」


「ひろ。なんの話?」



風磨くんにペコっと挨拶する苦笑いな太輔



「なんでもないっ!
紫耀ー!帰るぞ!廉迎えいこ!
こらぁ!ボールはしまってこい!!」



「はぁーい!」



「あっ、とーちゃん!休み??
帰ったらバスケしよ!!」



「いいから早くしまってこい!!
じゃあね。風磨くん、健人くん」



「はい!ありがとうございました!
俺らも宏光くん達目指して頑張ります!」



「なんか、お世話になりました。
また仲良くしてやって下さいね?」



「はい、こちらこそ。」



海人を抱っこ紐に通して
紫耀の手を2人で引きながら道を歩く


歩きながら紫耀の話をたくさん聞いた。



また、成長させてもらった。

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作者名:ぽぽ | 作成日時:2019年10月13日 18時

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