1 夫婦喧嘩？ ページ1
「ひろのあほー。」
「おとーさん！海人起きた！泣いてる！」
俺の前に連れてこられた赤ん坊
その連れてきた兄貴に棚の上を指差す
「もー。」
「どこいったんだよー。」
「はい、出来たよ！
おとーさん！海人のオムツ変えたよ！」
「お腹空いたー。」
「おとーさん！
廉、お腹空いたって！」
ちょっと危なげだけど
一歳になったばかりの弟を
慣れた手つきで抱き上げてあやしてる
長男、紫耀。
テレビを見ながらうろちょろ楽しそうに
歩いてる二男。廉。
紫耀に抱かれてるのは、三男、海人。
俺の可愛い三人息子達
「そんなことより、ひろだよ」
っぽか。
「いってぇ、何すんだよ」
「ばか。そんなことより息子達の飯だよ」
頭に軽い衝撃が走って見上げると
俺の親友の姿
「っい、てなぁ。なんでいんだよ！
てか、どうやって入ったんだよ！」
「紫耀に呼ばれたの！
とーちゃんが使えないって。
ドアは廉が開けてくれたよ。
せっかくの休みの日に呼び出されたんだからな俺。感謝てほしいんだけど。」
ほら、ってトーク画面を見せられる
「変な人だったら困るから
玄関開けんな、誰にでも愛想振りまくな、廉
紫耀も、ひろのスマホ勝手にいじるな
海人は...そのままでいいや。泣き止んだし。」
「おまえ人にもの言える立場かよ。
ほら。家から色々持ってきたから。
海人のは…さすがみっちゃん。
離乳食のストックあるわ。
ほら、三兄弟、ここおいで。
太輔！はい。海人頼んだよ！」
膝の上に座らされて
ニコニコして俺にご飯の催促をしてくる海人。
寝起きで速攻飯って、
こんな非常時によく呑気に飯
「渉くんのうっめぇー！」
「美味しいって言え。紫耀」
「うまーい！」
「こら、廉」.
「ぅめぇ...ぇー!!キャハrvm」
「海人まで...」
「さすがみっちゃんの子だ！笑」
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作者名：ぽぽ | 作成日時：2019年10月13日 18時
