Kiss Store (ページ31)

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31 dinner ページ31

K.side

お昼過ぎ頃お客さんも途切れて
カウンターで暇に

「ニカー。今日の夜横尾さんところまた行こ？
ハヤシライス食べに行く約束したから」

「え、いーの？」

「多分…」

「電話してみて？」

「俺が？」

「お願い」

「もー。」

電話をかけてもらった

「もしもーし。
ミツから聞いて、うん。
まじっ？うん。行くわ
はーい。よろしくー」

はやっ、切るの

「なんだって？」

「千賀が出たんだけど俺も行くことにした！
ガヤさんもう少しで終わるみたいだよ」

あ、藤ケ谷さんじゃなかったんだ…

「ミツ。行くよ？」

時計を見るともうそんな時間

感覚が衰えいるだけで無いわけではない。
不意に失敗してしまったり
ギリギリだと間に合わなかったり危ないから
俺は決まった時間に
トイレに行くことにしている

「玉ー、今日横尾さんとこで
夜ご飯食べて来る！玉も行く？」

「俺はいいや。宮田来るから」

「ほら、ミツ？」

「あ、うん。」

ニカに店番を頼んで
玉に手伝ってもらいながらことを済ます

「ミツ着替えてく？
ニカのセンスじゃ可哀想だし」

「ニカに怒られるよ」

「センスがない方が悪いし、どうするの？」

「…着替えてく」

「今日はつけたりしないから安心して」

「うん」

「髪型も直そっか」

「ありがとう」

「ほら、できたよ。」

ほっぺを包まれて鏡を見せられる

「変じゃない？」

「大丈夫」

「ミツーまだー？早く行こ！
え、着替えたの？！」

「ニカのセンスじゃ嫌だって」

「ちょっと、玉？!」

「ひどー。」

「こんな時期に
ビーサンなんて履いてるから悪いんだよ」

毒舌の玉ちゃん久しぶり登場

「じゃ気をつけてね、
なんかあったらすぐ連絡してね」

またほっぺを包まれた