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Y.side



「おばさんはすごく自分を責めて

ヘルパーがいなくなっても
新しいひとを雇うのもためらい


息子を守れなかった自分を責めすぎて
身体を壊してしまったため
離れて暮らさないといけなくなった。




…ミツは施設に入ることになった



本当は止めたかったけど
その時の俺にはまた何もできなかった




高校を卒業するくらいの時に
店をたたむと言い出したおばあちゃんの代わりに
俺は本屋を継ぐことにした



ニカが手伝ってくれるようになって
仕事に余裕が出てきて




やっとの事で
俺はミツを見る事を申し出ることができて
引き取る許可がおりた



おばさんには反対されたけど
俺の決意は固まっていた



施設で見たミツは…別人だった。



完全に心を閉ざしていた。




俺たちはミツを連れて帰って
毎日毎日、真剣に向き合った





1年くらい経ったてやっと
俺たちには前と同じように接することが
できるくらいになった。



…そこからは無理のないように
俺たちでミツを支えて生活してる」




玉森さんが話し終わると

俺の袖は絞れるくらい濡れてて

太輔の目は真っ赤だった



ニカは声を出して号泣してて

玉森さんも涙をぬぐっていた




「ありがとう。玉森さん。話してくれて」




「これ以上ミツを苦しめたくない。
わかってくれるなら
ミツにわからないように、去って…。」



太輔は首を振って変わらずまっすぐ見て



「無理だよ。もう。戻れない。
俺に出来ることならなんでもする
力にならせてほしい。」

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ぽぽ(プロフ) - ありがとうございます! (2018年4月24日 7時) (レス) id: 0736e8dcd6 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2018年4月21日 23時) (レス) id: 7b359c6e4c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽぽ | 作成日時:2018年4月21日 17時

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