三十三話 ページ33
side A
「カンパーイ！」
皆でジュース片手にグラスを合わせる。
壁には、“大学合格おめでとう”の文字とカラフルな飾り付け。
「いやー、ホンマに。ホンマこいつ紛らわしい言い方するから落ちたんか思ったやん。」
「誰もなんも言うてへんし。勝手に勘違いしたんそっちな。」
高校卒業間近になっても、言い合いは絶えない柊和と紗江。
二人は学部こそ違うが、一応同じ大学に進むことになったらしい。
「またゴリラと四年一緒やで？ホンマ志望大学真似すんなって。」
「真似とかちゃうし。たまたま一緒やったんやし。ていうかゴリラちゃうから。」
「とか言って紗江も柊和も嬉しそうな顔してるけど？」
「そんなんしてない！」
最近良い感じの雰囲気になってきた紗江と柊和。
多分近々付き合い出すんやろな、見たかったかも。
ちなみに大晴は府内の私立大学へ。
一年から学年トップを走ってきた彼は、難関と言われる場所を難なくクリア。
本人はまぐれやなんて言ってるけど、かなりの実力が無いと無理やと思う。
「姉ちゃんももう卒業したら居らんくなるんか。」
寂しい、なんて今日は珍しく素直な弟。次はラストDKと言ってもまだまだ可愛い奴だ。
「晴太郎、姉ちゃん代わりなら私がいつでもやったるから！」
「紗江は嫌や。」
「何やて？」
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ぽてとさらだ。(プロフ) - しょあさん» ありがとうございます！遅い更新ではありますが、これからも応援していただければ幸いです(*´∇｀*) (2017年9月25日 23時) (
レス) id: 76c183b493 (このIDを非表示/違反報告)
しょあ(プロフ) - すごくおもしろくて続き気になります！ (2017年9月25日 20時) (レス) id: a32bcb43cc (このIDを非表示/違反報告)
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