今日:16 hit、昨日:9 hit、合計:10,327 hit
小|中|大
10 ページ12
・
「さすがに不気味だったけど、あの日はそれどころじゃなかったし……」
鈴木君が隣で大きなため息を吐く。
「そーゆーとこが危ないんだって……。
警察に言えないなら、俺が相談に乗るし」
ありがとう。
そう言えば、鈴木君は優しく笑う。
彼の笑顔が、空に輝く太陽と重なった。
「で、さっきの刑事は何だったの?」
「神谷刑事?」
「神谷っていうんだ、あの人」
彼にどう説明すべきか分からない。
それどころか、多くの学生が行き来するキャンパス内で、不穏な会話を聞かれていないか不安だった。
「ちょっと色々あって……」
「色々って何だよ」
「落ち着いたら、また話すから」
彼は不服そうだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
99人がお気に入り
99人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
千春 - 更新楽しみにしてます! (2022年1月9日 15時) (レス) @page13 id: 5e5ecfa292 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぽてと | 作成日時:2021年12月16日 10時