稲荷崎の完璧マネ【ハイキュー】

98話 ページ3

Aside







北「A落ち着いたか？」





『あっ……はい』





北「良かったわ。ほんなら、集合ー」






北「今日集まってもろた理由は、





勉強についてや。」





北さんがそう言うと、目を逸らす双子





北「夏休み明けにな、春高前最後の長期合宿予定しとるんやけど
テストで赤点取った奴は合宿中は学校で補習受けることになっとるから。」





北「そんで、まぁ春高前最後やからみんなで行きたいんよ。
分かる？分かるよな？双子。特に金髪」





侑「(北さん怖い。殺されてまう)」





治「(ツムざまぁ)」





北「ってことでな、赤点が出んように勉強会開くことにしたから。」





『勉強会……』





北「この前のテスト高得点やった人は来なくてもええけど、双子は絶対やからな」





侑「は、はい」





治「わ、分かりました。」





北「で、今日から早速勉強会開こうと思っとったんやけど、
部室が大変なことになっとるし、明日からにするわ。」





角名「(双子命拾いしたねww)」





北「それだけやから。今日はもう帰ってええで」






角名「A帰ろー」






『あ、うん』






侑「俺終わったわ。」






『お疲れ』






銀島「頑張れ」






角名「ていうかさ、部室のやつ……」





『悲しい……私が言えることじゃないかもだけどさ、
みんなで貰った賞状とか、トロフィーとか……辛いなって。』





『私は来て1年も経ってないし、あんまりわかんないけど、
稲荷崎バレー部の思い出が詰まった部室だったのにね…………』






侑「大丈夫や。」






侑「また賞状も、トロフィーもメダルも、取ればええやん」






『っ……そうだねっ……』

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