△44話 ページ49
そして、ぞろぞろと集まってきた皆も、本多くんで終わろうとしていた。だが本多くんの悩みは…───
「まさかの恋愛のお悩みですか……」
「実は今…気になってる人がいる」
「はい!?」
『ええっ!?』
「………はい」
みやびちゃんがパラパラとページをめくるが、そんなもの歴史のどこを探してもないだろう。恋のお悩みなんて…
「……大丈夫です、うまく行きますわ!何か相手が喜ぶプレゼントとかすると良いかもしれません!」
「ホントか!?」
「Aちゃん、どうぞ」
「桜木…!」
『ええっと……心を込めて贈れば、相手も振り向いてくれるよ!頑張れ、本多くん!応援してるよ!』
「あぁ!……よし、よし…!」
そして本多くんは何かを確信して教室を去っていった。や、やっと終わったぁ〜!長かったぁ…残るは明智くんだけだけど…
「明智君も占います?」
「あ、いやあの…僕は大丈夫です…」
そう言って、そそくさと明智くんも去っていった
「それにしても、アイツほんまヘタレやな。よお関西有数のギャングチームおれたよな」
「そうなのですか?」
『え、そんな悪いとこ出身なの?』
「そうやで。まぁ?俺と違って、頭も切れへんやろうし、スーパーパシリやったんやろ」
豊臣くんも去り、教室にはみやびちゃんと二人きりになった
「明智くんも歴史がと違うのでしょうか?」
『そういえば、明智光秀にもホトトギスを使った言葉があるよね?"私が泣こう"と"放してしまえ"…だっけ?』
「よくご存じですね、Aちゃん!」
『えへへ。私のノートに書いてあった!しかし、大盛況したねぇ』
「ええ、そうですね!……ん?」
何かを見つけたみやびちゃんが明智くんが座っていた席に目を向ける。机の上には明智くんの物であろうノートが置いてあった
「これは…」
『わぁ…すごい…』
そして休み時間…明智くんのノートは私が預かってる。現れたら即座に渡すつもりだ…そして明智くんが教室に来た。きっとノートを忘れたことを思い出して来たのだろう、渡さなきゃ
『明智くん』
「な、なに?」
『これ、忘れてたよ』
「あっ…ありがとう」
『……ねぇ、武田くんを庇ってくれたんだよね?…ごめん、ノートの中身見ちゃって。みやびちゃんも…』
「明智君…申し訳ありません、拾ったときに中を見てしまいました…そこには特進の皆さんの性格が事細かに綴られておりました」
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夜宵ノ良(プロフ) - こえさん» ご指摘ありがとうございます!直しました…応援ありがとうございます! (2022年10月8日 18時) (レス) id: 271a44bab7 (このIDを非表示/違反報告)
こえ(プロフ) - すいません、34話が「菅家ありません」になってます(小声) 「関係ありません」じゃないですかね.....マジで応援してます! (2022年10月8日 15時) (レス) @page38 id: cd8003f908 (このIDを非表示/違反報告)
夜宵ノ良(プロフ) - りんさん» わー!ご指摘ありがとうございます!さっそく直せさせていただきました…教えてくださってありがたいです!ありがとうございます、頑張ります! (2022年9月3日 23時) (レス) id: 271a44bab7 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 突然すみません。プロローグの一番最初の文、少し『未来』の話ではないでしょうか(コソッ)私は所詮にわかですので、間違えてたらほんと申し訳ないです。このコメントは消して頂いても構いません。密かに応援しております。ご自分のペースで頑張ってください! (2022年9月3日 23時) (レス) id: 1d767c3347 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - なんだろう共感できる気がするような、、、頑張ってください! (2022年9月3日 22時) (レス) @page1 id: 4439453481 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜宵ノ良 | 作成日時:2022年9月2日 1時