△31話 ページ35
「ヒップぺんぺ〜ん!……ぺんぺ〜んだ!」
「続いての旗印戦ですが、掲げたのは再び秀吉くん」
「はぁ?」
「連続!?」
え、連続で?何を考えてるんだ、豊臣くん…
そんな彼の2回戦目は──
" 将 棋 で 倒 す "
らしい。しかも酒井くん榊原くんは続投だ
豊臣秀吉は将棋にも心得があったはず…なぜなら将棋の王将は豊臣秀吉が作ったと言われていた、はず…
「旗印戦、早指し将棋…開始!」
瞬く間に豊臣くんが王手を決める
そんな2人はなす術もなく…
「参りました…」
「秀吉くんの勝利」
「搭載されてるスペックがちゃうねん」
「ぐっ…!」
「も〜っと頭、下げんかい。地べたにキスするように」
「「秀吉ぃ〜!」」
「ん〜まっ!」
あんなことされたら誰だってキレそうだが
あれが豊臣秀吉だ…と一人で納得した
旗印戦が終わり、数名が教室を出ていった
「やるなぁ、秀吉!」
「素晴らしい」
『さすがは豊臣秀吉…流石すぎる…!』
「そんなにか?」
『あ…今川くん、おはよう』
「あぁ、おはよう」
『ねえ!豊臣くん凄くなかった?』
「そうだな…」
『やっぱり豊臣秀吉はああでなくっちゃ…!今川くん?今川く〜ん?……もしもし?』
「………あ?なんだ?」
『元気ない?何かあった?』
「いや、なんでもねぇよ」
『そう?あ、私ちょっと出て行くね?じゃあ!』
「───はぁ……人の気も知らねぇで…」
みやびちゃんが廊下の椅子に座ってたからお隣にお邪魔した。やはり豊臣くんはすごいなぁ…
「Aちゃん、みやびちゃん!見た〜?俺の、王手」
「見ましたが…」
『見たよ?豊臣くん本当に凄いね!』
「ホンマに?!嬉しい!」
すると、井伊くんが私たちに近づいてきた
標的は豊臣くんだろう。仲間が負けて悔しいのかな…
「おい猿、お前みたいな卑怯なヤツ初めて見たよ」
「戦はな腕力だけとちゃう…ココ、ココ」
「チッ、卑怯な猿が……」
豊臣くんは自分の頭をトントンしながら井伊くんに言う。それを見た井伊くんは…怒ってるんだろう
煽り性能高いよね豊臣くんは
「卑怯で結構、勝てば官軍〜」
豊臣くんが立ち上がり去ろうとする、それに続いてみやびちゃんも。どうしよう位置的に井伊くんと一番近いから動こうにも動けない…蛇に睨まれた蛙状態だ…
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夜宵ノ良(プロフ) - こえさん» ご指摘ありがとうございます!直しました…応援ありがとうございます! (2022年10月8日 18時) (レス) id: 271a44bab7 (このIDを非表示/違反報告)
こえ(プロフ) - すいません、34話が「菅家ありません」になってます(小声) 「関係ありません」じゃないですかね.....マジで応援してます! (2022年10月8日 15時) (レス) @page38 id: cd8003f908 (このIDを非表示/違反報告)
夜宵ノ良(プロフ) - りんさん» わー!ご指摘ありがとうございます!さっそく直せさせていただきました…教えてくださってありがたいです!ありがとうございます、頑張ります! (2022年9月3日 23時) (レス) id: 271a44bab7 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 突然すみません。プロローグの一番最初の文、少し『未来』の話ではないでしょうか(コソッ)私は所詮にわかですので、間違えてたらほんと申し訳ないです。このコメントは消して頂いても構いません。密かに応援しております。ご自分のペースで頑張ってください! (2022年9月3日 23時) (レス) id: 1d767c3347 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - なんだろう共感できる気がするような、、、頑張ってください! (2022年9月3日 22時) (レス) @page1 id: 4439453481 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜宵ノ良 | 作成日時:2022年9月2日 1時