△29話 ページ33
そして誰も居ないであろう廊下で豊臣くんが言う
「えぇぇ〜〜!?!信長君が倒したのご覧になってたんですか!!」
『私も豊臣くんと一緒に、見てました…』
「えぇっ!?Aちゃんも!?」
「シーッ!声でかいって!…でも、ホンマびびったわ。信長があんなに強かったなんて」
『織田信長はそりゃ強いよ、だって第六天魔王なんだy…ンン……』
「お気になさらず、どうぞ…」
「……でも、もっとビックリしたんが、信長が自分の力を全くアピールする気がないことや」
「でも武田君が…」
「言うわけないやん、助けられたって…あのプライドの塊が」
『うん、同調する…言うわけないよ、見るからにプライド高そうだもの』
「ですが、みんな秀吉君が倒したとは信じていないようでした」
「全員が全部信じなくてええんや」
そう言って豊臣くんは帰っていった…
『あ〜なるほど…』
「何がでしょう?」
『噂とか迷信は一部が信じれば本当にあるんじゃないか、ってなるでしょ?』
「まぁ、そうですね…」
『それと同じで、少しでも少数の相手に信じさせる事を目的としてるんだと思う。豊臣ってホントは強いんじゃない?って…後は豊臣秀吉の手腕が物を言う』
そして、後日……
「Aちゃんの言う通りでした」
『え、突然どうした?』
「秀吉君に後で聞いたんです、0.1%でも信じたらこっちのものだと。そしたら旗印を出すのも渋ると…そう言ってました」
『はぁ…やっぱり?』
「はい、そして旗印戦は奥深い心理ゲームとも…そう言っておりました」
『なるほど…』
「おはよう2人とも〜!今日は何点ヒップかなぁ?」
「お尻の点数は日によって変わるのですか?」
そう言われて諦めたのか、彼の次の標的は私になった
『ちょっ、やめて!やめなさい!』
「うーん!100点満点!最高やぁ〜」
なんかもう豊臣くんに関しては諦めの感情を持って接しないと私が持たない気がする。一方で教室では早速噂が流れているようだった
「なぁ毛利、昨日の秀吉の話どう思う?」
「ただのハッタリじゃ、あいつが喧嘩強いなんて噂聞いたこともねぇ」
「あいつ、本当は強いんじゃないか?」
所々で流れている噂に豊臣くんはうんうんと、頷いていた
『これで豊臣くんの読み通りになった…?』
「ええ、確かに。秀吉君の狙った通りになっています」
「Aちゃん、みやびちゃん…今日さ、更にあいつらビビらせたるわ」
「『え?/はい?』」
「俺の実力見せつける」
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夜宵ノ良(プロフ) - こえさん» ご指摘ありがとうございます!直しました…応援ありがとうございます! (2022年10月8日 18時) (レス) id: 271a44bab7 (このIDを非表示/違反報告)
こえ(プロフ) - すいません、34話が「菅家ありません」になってます(小声) 「関係ありません」じゃないですかね.....マジで応援してます! (2022年10月8日 15時) (レス) @page38 id: cd8003f908 (このIDを非表示/違反報告)
夜宵ノ良(プロフ) - りんさん» わー!ご指摘ありがとうございます!さっそく直せさせていただきました…教えてくださってありがたいです!ありがとうございます、頑張ります! (2022年9月3日 23時) (レス) id: 271a44bab7 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 突然すみません。プロローグの一番最初の文、少し『未来』の話ではないでしょうか(コソッ)私は所詮にわかですので、間違えてたらほんと申し訳ないです。このコメントは消して頂いても構いません。密かに応援しております。ご自分のペースで頑張ってください! (2022年9月3日 23時) (レス) id: 1d767c3347 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - なんだろう共感できる気がするような、、、頑張ってください! (2022年9月3日 22時) (レス) @page1 id: 4439453481 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜宵ノ良 | 作成日時:2022年9月2日 1時